観戦記録

キューバ人初のヘビー級王者誕生かボクシング最強の一撃か。 デオンテイ・ワイルダーvsルイス・オルティス

ヘビー級トーナメント準決勝となるワイルダーvsオルティス。
ボクシング界を背負って立つのは怪物ワイルダーか、リアルキングコングオルティスか?

築き上げたKOの山は両者合わせて58。
KO必死のど突き合い!
これです、これがエンターテイメント!鍛え抜いた巨漢の殴り合い。仕事のストレスを吹き飛ばす週末に相応しい熱狂を起こしてくれますね。
なんだかんだボクシングはヘビー級なのです。

瞬き厳禁の殴り合い

身長で劣るオルティスがプレッシャーをかけ、ワイルダーがジャブで距離を取ります。
オルティスはワイルダーの懐の深さに少々戸惑っていまるような感じでしたが、初回の攻防は互角でした。

2ラウンドからオルティスは姿勢を起こしてアップライトで組み立てます。
下ではなく肩越しの上からのジャブが有効と判断か?

ワイルダーはオルティスの入ってきた所にカウンターを狙い、オルティスはワイルダーのジャブ払いのけながらジャンプインしてきます。

お互いに効かしてチャンスとピンチを作り盛り上げました。
いやあ久しぶりにどっちに転ぶか分からない興奮する試合でした。

オルティスにもう少しスタミナがあればとか、あと少し早いラウンドで効かせていればなど色々思うことはありましたが、勝つための要素がワイルダーに味方しました。

ひとまずワイルダーは決戦へ歩を進めました。
次はジョシュアの番です、今月30日にパーカーとの統一戦次第ですが、ジョシュアが勝ち進んで来るでしょう。

勝者の強さ

ワイルダーは洗練されたパンチの技術があるわけではありません。
脇も開いて所謂大ぶりです。特にフィニッシュでは強引に倒しにいく素人の喧嘩殴りのような打ち方です。

しかし、規格外の身長のアドバンテージがあります。
距離が遠く、のそりとゆっくり動いても相手のパンチ外すことができます。

ワイルダーの技術は細かい技云々ではなく、左を使って距離を測り右を当てるというシンプルな戦略そのものに特化、集中しています。
だから右を当てるまでは相手にペースを取られているように見えますし、慎重な戦い方のように見えるのはそのためです。
ポイントを奪う戦略は端から用意していないと思います

彼は右を当てる角度、距離、タイミング、軌道の確保に全エネルギーを集中させており、他のディフェンスやコンビネーションなどのボクシングの大切な技術は必要はないのです。

圧倒的な体格に依存していますが、ヘビー級で当たれば倒せる最強の一撃がありますからこれでいいのです。

ジョシュアと頂上決戦

ジョシュアがパーカーに勝つという前提に話しますが、ワイルダーがオルティスをKOしたことを考えると勝敗は分からなくなりました。

ワイルダーの距離を図るような使い方のジャブよりもジョシュアのダメージを狙ったり、相手のバランスを崩すように使われる押し込むジャブや中間距離脇を締めて打てる技術が単純な攻防の効率では上回ると思います。

しかしワイルダーの怖いところはの上記のように右を当てることにのみ特化した戦略と技術です。
ジョシュアの技術の方が積極性では上回るのを助け、ペースを奪いやすいと思いますが、ワイルダーの技術はそれまでの相手の積み重ねてきたものを一瞬で否定するものです。

今日のオルティスがそうであったように動きの効率で上回りプレッシャーをかけることができていましたが、ワイルダーの距離に戸惑い攻め倦ねました。
するとワイルダーは唐突に試合を終わらせてしまうのです。

ワイルダーが勝つならKO、今日のような展開だと思います。

ひとまず月末のヘビー級統一戦に注目です。

-観戦記録
-, ,

Copyright© toe-to-toe , 2018 All Rights Reserved Powered by STINGER.