観戦記録

ロドリゲスvsモロニー 一進一退 

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この大会井上に勝てる相手はいないと思いますが念の為確認しておきます。
この日は会場に井上も駆けつけてファンを煽ります。

冷静な発言が多く真面目にボクシングに向き合っている様子のロドリゲスと大きな野心を抱き熱い闘志を燃やすモロニー。
どちらが勝っても強敵なのは間違いありませんが井上はモンスターなんです。

ロドリゲス、コンパクトで速い。
モロニーはロドリゲスのプレッシャーを横に動いて受け流します。
交錯するパンチはどれも鋭く危険な香りが漂っています。モロニーも仕上げてきました。
初回からロドリゲスはモロニーの左に右を合わせます。当たりませんがモロニーのジャブのタイミングを掴み再三合わせています。
ジャブが得意な井上は注意が必要ですね。

ロドリゲスは左を掻い潜りボディー、顔面と多彩なカウンターがありますし、単発ではなく連打できます。
カウンターパンチャーですがプレッシャーをかけ能動的に動きモロニーのミスを引き出す理想的なスタイル。

モロニーはガッチリガードを上げて勤勉に足を動かしロドリゲスへの警戒は怠りません。
しかし入り際にロドリゲスがカウンターを合わせていくので思うようにまとめきれないといった感じです。
それでも時に勇敢に攻め込み危険なタイミングでパンチを交錯させます。
モロニーに特筆すべき技やパワーはありませんが総合力は高い。
そしてもっとも評価できるのは勤勉に動き続けること。困っても迷っても止まることはありません。
とにかく動いてその中で考え、スキを探ります。
誰もが忘れがちで失ってしまう大切な習慣ですが、彼はこれを彼のボクシングのシステムにまで昇華させています。
理想形はロマチェンコですね。

ロドリゲスは終盤やや疲れていました。
虎視眈々とチャンスを狙っていたモロニーにチャンス到来。
ここぞばかりにスイッチを切り替え襲いかかります。
運動量を増加させ、そしてなにより必ず勝つという決意を固めました。
覚悟を決めたモロニーは強靭な精神力で己の肉体を克服します。
あれだけ動いた前半を感じさせない攻撃。
きっと疲れています。この場で座り込んで休みたいはずです。しかしそれでも休みません。
モロニー、やはり甘い相手ではありません。

ロドリゲスは疲れながらもピンポイントに多彩に攻撃を当ててきます。
しかし疲労は隠せず、その姿がモロニーの心を支えてしまいます。
ぎりぎりの試合をロドリゲスが逃げ切りました。
しかしモロニーはすぐそこまで迫っていましたね。

ロドリゲスはミスをしません。
非常に訓練されたカウンターパンチャーです。
井上のような爆発力はありませんが戦略的に戦え色んなことが自然体でできます。
ホールドの場面でも何となくするのではなくホールドすると決めて戦術的にやっていますので、頭も安全な位置で安全な角度に配置、腕をモロニーの脇に差し込みモロニーの腕しっかりと抑えていました。
ヘッドロックも巧みでした。

パワーやスピードなどいろいろありますが、井上との決定的な違いはここです。
ガンガン打ち込んでぶっ倒す。素晴らしい理念ですがつけ入るスキがあります。
逆にロドリゲスは冷静で頭脳的。
炎と氷。面白い戦いになりますね。

しかしスタミナ切れや後半の弱気な戦いなどつけ入るすきはありました。
最後は早く終わってくれ、というのが伝わってきました。そこが常に冷静なロドリゲスの弱点です。
ポーカーフェイスで誤魔化していても伝わってきます。
モロニーは疲れても減点されてもロドリゲスの気持ちを読み取って果敢に攻めました。

ロドリゲスは間違いなく強敵ですが、井上なら抉じ開けるでしょう。

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