前に出るロサレス
減量の疲労
所謂ネット、特に5ch(2ch)では批判が目立ちます。
ネリの後です。当たり前ですね。900gはほぼ一階級上の体重です。
ハッキリと言いますが、筋肉をつけ過ぎです。
明らかにフライ級の限界を超えたコンディショニング。
前日計量のルールの穴を利用しようとした過酷な減量ではありました。
比嘉の弱点を突かれた ロサレスは前にどんどん出てきて比嘉の攻撃のスペースを潰しました。 比嘉は接近戦でのショートパンチを得意としません。 身体能力に頼った打ち方でパワーを生み出します。 コンディションは厳しい減量の後に8~9ラウンドまで戦えた事を考えると、本当に厳しい練習に耐えてきたことは窺えます。 日本ボクシング界は若者の才能と未来を潰すな
しかし、技術、戦略的には未熟で陣営の弱さを感じます。
もし、海外で最善の戦略を用意してくれるコーチが指導すれば大差の判定であったと思います。
何故、打ち合いに応じペースで中盤以降上回れないロサレスに打ち合いを継続したのですか?
スピード、特に踏み込みで上回っていた比嘉ならアウトボクシングできたはずです。
16KOに拘りましたか?
明らかに接近戦でのショートパンチの準備する時間に差がありました。
技術的な差です。トレーナーの準備、選手の理念が間違っていました。
結果論であるという批判はわかります。
しかしこの具志堅ジムは江藤がクアドラスと戦った時も戦略的な判断ミスを犯しました。
二度目です。
私は悔しいです。
実力で負けたのではありません。
比嘉はセコンドの指示に従ったのです。
普段は後楽園での内容については言及しませんが、前回の小原の前座の木村戦と言い、江藤と言い同じこのジムに必要なのはポイントアウトを許容する戦略とそれを作るコーチの存在です。
ボクシングファンは具志堅会長や野木トレーナーを批判してください。
比嘉は22歳で周りの大人の言うことに従ったまでです。
絶対に比嘉を批判しないでほしいと思います。
具志堅ジムの試合を何度も観戦し、国内のボクシングも見てきた私の意見です。
このジムはスタミナやパワー、スピードといったコンディショニングは素晴らしいですが、戦略面や技術面では改善の余地多分に残しています。
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