ワシル・ロマチェンコvsリチャード・コミー -マシーンvsビースト-

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ロマチェンコvsコミー

思ったより優等生コミー

コミー
私は神に全てを委ねます。
ここまでこれたのは神のお陰です。
勿論マネージャーやプロモーター、チーム。
皆が力を貸してくれました。

チャニエフ戦では良いボクシングができたと思っています。
それでも私は満足しません。
さらなる高みを目指しています。

ロマチェンコは素晴らしいファイターです。彼との試合は最高のものになる。
ロマチェンコに、足りないものはパワーです。
私の爆発的なスタイルが彼を凌駕するでしょう。

チャニエフ戦の初回で痛めと拳は次第に痛みを増しました。
まだ実は痛みます。
今私にできることは怪我を癒やすこと。
その後に私は次の試合に備えます。
マネージャーには誰が相手でも爆発的なパフォーマンスを約束している。

ガーナの路上でボクシングを見たのは今でもかけがえのない経験です。
私のベルトは彼らを勇気づけるでしょう。

私の目標は私の勝利で世界中の人々を勇気づけることです。
ハードワークと周囲の人々そして、自分自身に正直であること。
これが成功秘訣なんです。

戦い方から凶暴な性格を想像していましたが、そうでもなさそうです。
寧ろ優等生というか、非常に好感をもちました。

新種のロマチェンコ、王道のコミー

コミーのボクシングは効率よく大きな力を生み出して相手を打倒する井上尚弥的なボクシング。
強く速く動く技が基礎となります。

一方ロマチェンコは新しいボクシングで、相手を殴り倒すという感じじゃないんですよね。
でも消極的でもない、超積極的です。

パンチに下半身の力をあまり使わない、というか機動力を担保するために敢えて使わないと言ったほうが良いかもしれません。
パシパシと軽いパンチを打ち込み、それに対する相手の防御動作を引き出します。
例えば体を折るようなダッキング、ガードを上げさせて踏ん張らせるなど。
どうしても足が動かない姿勢、バランスが安定しない重心を作り出されて動けなくなってしまいます。

そうなったらロマチェンコはやりたい放題でき、相手の死角や相手の苦手なポジションへ移動します。

防御動作は当然防御のための動作ですが、ロマチェンコにそれをやると次の手を打たれてしまうので防御になりません。
それに対抗しようとすると、先読みされそれにも手を打たれています。
そして逃げ道のない袋小路へ。ギブアップするしかありません。
まさしくチェスゲーム。
チェスで言えばどんどん駒を落とされていき打つ手がなくなる感じです。

井上尚弥やコミーのように一気にガツンッではなく、相手の動きを引き出す駆け引きに労力をかけます。

コミーは前回のチャニエフ戦で怪我

トップランクではロマチェンコとの統一戦を画策していた様ですが、コミーの怪我のせいで仕切り直しになった様です。
コミーは医者に6〜8週間の安静を勧められているみたいなので、ロマチェンコはひとまず防衛戦の相手を探さねばなりません。

おそらくそんなに難しい相手は選ばれないだろうと思います。

コミーはロマチェンコのキャリアで最強

今まで戦ってきた中でベストはペドラサとリナレス、サリドだったと思います。
この三人はロマチェンコを苦しめました。
ちょっと振り返り

ロマチェンコvsサリド

この試合がロマチェンコのプロ唯一の敗戦。
アメリカのボクシング関係者もファンもみんなサリドを過小評価していたと思います。
体重超過に加えて五輪2連覇に少しもビビらないサリド。
姿勢を低くし頭から突進、ひたすら腹を叩いてくストリートファイト。
見栄えなんてどうでもいい。アマチュアのエリート野郎にプロの厳しさを教えてやるといった感じでしたね。

終盤は少しづつ対応して見せ場を作るのはさすがですが、頭から突っ込んでロマチェンコにボクシングをさせないサリドに苦しみ続けました。

ロマチェンコvsリナレス

基本的にはスーパーフェザー級の時と同じボクシングでリナレスに迫りました。
リナレスに敬意を払いフェイントを多用し丁寧に丁寧に戦いました。
リナレスが今までの相手よりボクシングが上手いこと、1階級上げたことによって技を機能させるのが難しくなったこともあって苦戦しました。

やや浅く入ったリナレスのカウンター。
もしリナレスがずっとライト級で試合をし体を作り込んだナチュラルなライト級だったなら、立てなかったかも知れません。

ロマチェンコvsペドラサ

純粋な技術戦になりましたが、ロマチェンコは完璧で全くミスをしませんでした。
ペドラサをKOしたデービスと比較されますが、KOしたとは言えデービスはペドラサのうまさに苦しめられロマチェンコとは桁違いにミスを犯していました。

ロマチェンコvsコミー

コミーは初めてロマチェンコが戦うナチュラルなライト級で、ペドラサやリナレスとはパワーが違います。

試合展開の予想
それまでは警戒していますが3ラウンドくらいにはロマチェンコがコミーの動きを見切るんじゃないかなあと思っています。
瞬間的な力ではロマチェンコを上回れるコミーなんですが、ロマチェンコは速いリズムを作り動き続けられ全く止まることがないので、ほとんど捕まりそうにない。
試合を通した主導権はロマチェンコが掌握すると思います。
チャニエフ戦を見るとコミーの追い足は速く、そして連続して踏み込めます。普通ならやばい相手ですが、普通じゃないのがロマチェンコ。

横(時に背後)へ動けて、近い距離の安全な場所を熟知するロマチェンコを追うには足りないかなあという印象。
といいうか一度バックギア、守りのポジションに入ったロマチェンコは誰も追えない気がします。
最初の一撃を防ぐと安全な位置どりを始めますので。

なのでロマチェンコを捉えるなら、リナレスの様に出会い頭かガルシアのワンツーの様に最初の踏み込みが見えない、ロマチェンコがバックギアに入れる時間を与えない、じゃないと当たるイメージはできません。
コミーの技もかなり鋭いですが、ロマチェンコが見きれない程には見えません。

判定でロマチェンコ。
コミーが想像以上に凶暴で当たってもお構いなし、相打ち覚悟の特攻を仕掛けてきた時が一番やばい。

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