ハイメ・ムンギアvsデニス・ホーガン ムンギアの底知れない生命力

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観戦記録

カネロやゴロフキンはまだ早い

試合内容

デニス・ホーガンの戦績は27勝(8KO)1敗。
見た目に似合わず判定型の選手で、目を見張る特徴はありませんが勤勉な選手です。

ムンギアはアメリカデビュー後冴えません。
パワーやスタミナは階級でもトップクラスですが、力でねじ伏せる大味なボクシング。

カネロやゴロフキンと同列に語ることもありますが、選手の格で言えば数段違います。

いつも同じで遠間から一気に踏み込んで大きなパンチを振り回します。
大迫力の攻撃で並みの相手なら萎縮させ動きを止められますが、経験を積んだ強敵相手には読まれやすく反応され致命打になりません。
パワーは凄まじくガードの上でも当たれば効く。

ホーガンは勤勉に動き回り、的を絞らせません。
攻撃と反撃は小さな軌道のパンチを徹底しダメージは与えられませんがヒットは奪います。

ムンギアは必倒のタイミングを探るあまり序盤は手数が少ない。
ホーガンはダメージこそ与えませんが、動き回り手を出すので印象がいい。

4回からワイルドなパンチをブンブン振り回すムンギアですが、ホーガンが上手い。当たりません。

ホーガンは拳が返っていないなど肝心なところで精度が悪い。
惜しい、KOのタイミングでパンチが当たっています。
ムンギアは当たれば首から上がなくなりそうなほど力強い攻撃ですが、当たりません。

中盤から疲労が見えてきましたホーガン。
鈍器を振り回す狂人に執拗に追いかけ回されれば疲弊するのも当然ですね。
これだけ全力で振り回し続けたムンギア凄い。そしてまだまだいけそうです。

9ラウンド、ムンギアは24分間追い回し続けて力と集中力が低下。
ホーガンのパンチを食い始めました。

苦しそうなのはホーガンですが、ルール上ポイントはホーガンにつけるラウンドが続きます。
最終12ラウンドは出し惜しみなし。
燃料を焼き尽くして襲いかかるムンギアと必死に抵抗するホーガン。

MDでムンギア。

感想

この試合はルール上はホーガンの勝ちかもしれません。接戦です。
しかし恐怖を与えてより疲弊させたのはムンギアですね。

ムンギアは強い生命力を感じる選手です。生物として強い。底知れない体力と強靭な精神。
スキルはあるはずですが駆け引きなしの正面突破。
カネロは騙したり誘ったりと駆け引きができます。大きな違いはそこかも知れません。

今年の末にはミドル級へ上げるとか。
ゴロフキンやカネロに勝てるようには見えませんが、出し惜しみしない彼の戦い方なら勝敗は抜きに楽しめます。
名勝負製造機の予感がします。

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