試合内容
中谷は体格をどれほど活かせるか。
ロペスはかなり減量苦しそうでした。
中谷のいつものこれはホプキンス?リスペクトなんですかね。
中谷自信あふれる表情です。
初回はロペスが積極的に仕掛けて中谷も応戦。
スピードは負けていません。
ロペスは一気に仕留めようという雰囲気がありましたが中谷の応戦に「あれれいつもと違うぞという表情」
中谷はロペスが踏み込むと一緒にバックステップ。
ロペスのキャリアで最も背が高く的の遠い中谷のフットワークに強打が届きません。
中谷のパンチは連打になっているしリターンもしっかり返していますが決定的なパンチがありません。
互角の内容ですが敵地の声援やロペスの派手さにポイントが流れてい確率が高い。
アクションは多いも中盤以降もお互いにクリーンヒットなし、ロペスは少し息が上がってきました。
終盤以降も中谷のジャブが非常に良く機能し効果的にロペスをリズムを崩していきます。
左腕をおろして少し余裕も出てきた様子。
減量の影響かロペスの力強さはラウンドを重ねるごとに衰えていきます。
終盤は中谷の右は見切られてロペスにカウンターを合わされます。
中谷もそのパンチには対応していますが、これだけ分かりやすく狙っているので少し工夫が見たかった。
UDでロペス。
感想
正直中谷はまっすぐ下がる癖があるのでロペスの追い足に捕まるかと思いましたが、素早いステップにロペスの攻撃は遮断されていました。
内容的には敵地で善戦したと言えますがアメリカで勝利をつかみ取る、ましてや相手が期待されたプロスペクトとあってはもっと説得力のある試合をしなければなりませんでしたね。
決定打が欲しかった。
それにしてもフィリピンや日本などのアジアのレベルは本当に上がりましたね。
ジャブやショートボディーブローでは完全に上回っていました。
これが日本なら勝ちでしたよ。中谷がアメリカで更なるチャンスを掴みとれることを祈ります。
ロペスは恐らく楽勝のつもりで対策もくそもなくいつも通り殴って倒すつもりだったのでしょう。
踏み込みの速さやパンチ力、タイミングなどはトッププロスペクトのそれでしたが、まだまだキャリア不足。
引き出しは殆どありませんでした。
評価を落としましたね。
この程度ではロマチェンコなんて雲の上。ぼっこぼこにされますよ。
とはいえコミーへの挑戦権を獲得しました。
楽しみな試合です。
コミーには生意気なロペスに大人の暴力が何たるかを教え込んでほしいと思います。
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