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カネロに成れた男 フリオ・セサール・チャベス Jr

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カネロに成れなかった男

Julio Cesar Chavez Jr Highlights (Greatest Hits)

チャベスJrが週末に試合するというニュースです。
相手は25勝10敗のコロンビア人なので私は見ません。

2世ボクサーでパッと思い浮かぶのはフロイド・メイウェザーです。
彼は父の築いたボクシング界での遺産、弛まぬ努力、セールスマンとしての才能を余すことなく使いきり50勝無敗、5階級制覇、スポーツ界で最も稼ぐ男とうい偉業を成し遂げました。
最近活躍する選手だとユーバンクJr、イギリスのプロスペクトコナー・ベン(父ナイジェル)が思い浮かびますが、この男も忘れてはいけないんです。

フリオ・セサール・チャベスJr。

父親は絶大的な人気を誇ったメキシコの伝説、フリオ・セサール・チャベス。国民の人気投票ではメキシコ人ボクサーで最高の評価を得ています。
フィリピンで言うところのパッキャオです。

父チャベスは七色のコンビネーションに鉄の顎、職人的接近戦、無尽蔵のスタミナと不撓不屈の闘志を併せ持つ、一言で言えばファイターのフルパッケージ。なんでも揃っていました。

そして息子のチャベスは父の緻密さをパワーに変え、鉄の顎に屈強な身体と何より父の名前を受け継ぐスーパースター候補でした。
あだ名は「伝説の続き」。

ミドル級のメインストリームにやって来た時の彼はチャベスのように洗練された技はありませんでしたが、その力強さと溢れる闘志、呆れるほどの頑丈さと父親譲りの接近戦でスターの階段を駆け上がりました。
粗削りではあるものの戦略の一貫した武器で武装されており、とても魅力的な選手でした。
粗削りな部分は父チャベスにもあったし、チャベスはむしろそれを巧みに利用し武器とする節すらありました。
それに力強さで言えば父親以上、これから経験を積んでボクシングの技に対する理解を深めていけば化ける。
チャベスの再来か?と胸を躍らせたものです。

しかし才能のある選手の例に漏れず彼は私生活から崩壊。
トレーニングを放棄し既定の体重を作れず、低迷。いや落ちぶれました。

カネロとの試合が決まって、久しぶりにビッグファイトを戦う機会に恵まれました。
父、そして何より自らの名誉を取り戻すならまたとない絶好の機会でした。
しかし試合が始まれば信じられないほど弱々しい意志。
あれだけ全身に漲り、攻撃した相手がむしろ怯んでいた程の闘志は消え失せていました。

結局ボクシング界を牽引するスターとしての役割はカネロに奪われてしまいました。
31歳のあの試合ならまだやり直せた。
でももう33歳。遅い。
今この男は父の遺産を食いつぶし、彼自身のキャリアにも泥を塗っています。

名前を聞いてその思い出にふける天才たちの何でこうなったでした。

コメント

  1. 左海 より:

    頑丈さやタッパ等の身体的資質も含めてここ10年じゃ1.2を争う消えた天才だと思います。不摂生&練習嫌いであのフィジカル、インファイトの強さ上手さは異常です。チャベスの名を汚しはしましたが、そのボクシングそのもので見れば源流をしっかりと受け継いでた稀有な例かと。

    • とーとぅーとー より:

      通知がエラーになっていて返信が遅くなりました。申し訳ありません。
      ミドル級なら最大級の大きさとパワーがあったと思います。
      接近戦でのコンタクトの強さ、打たれ強さはそう見れるものではありませんよね。
      加えて闘志も普通じゃなかった。
      父親に足りなかったサイズで本当に伝説の続きだったのに。残念でなりません。

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