試合内容
コバレフは勝てばカネロの人参をぶら下げられています。
ヤーデはアマチュアキャリアもなく、プロでも何も経験していません。
彼のトレーナーの方が鼻息が荒くて、ヤーデに陶酔しています。
老いたとは言え、コバレフの技術とパワーは甘くありませんよ。
断言します。
念のため二つ用意しました。
コバレフは丁寧なジャブでパワーより手数を意識した立ち上がり。
ヤーデはどっしり迎え撃ってカウンターを狙います。
パワーのヤーデ、手数のコバレフという展開。
コバレフは強打は封印し力を抜いたパンチで機動力を担保、ヤーデはカウンターを狙い鋭いもののコバレフには当たりません。
この展開でコバレフがポイントを奪取。
しかし7回ヤーデのボディーブローがヒットしてから一気にヤーデペース。
8回には顔面も効かせてもう一歩まで追い込みましたが、ここでヤーデ痛恨のスタミナ切れ。
9回以降はスタミナを使い切ってしまいコバレフの逆襲を受けます。
同時にコバレフは攻撃に意志を込め始めます。
ヤーデはダメージとスタミナが限界で動けません。
11回には挽回を図るヤーデでしたが最後はコバレフのジャブに沈められました。
最も多用し最も機能させたパンチでのKO、苦しみ藻掻きながらもしっかり結果を出すあたりは流石コバレフ。
見事でした。
感想
やっぱりヤーデは青かった。
全ては結果論ですと前置きしますが、コバレフの顔面も腹も効かせた8ラウンドで全て出し切るべきでした。
倒せなければ次のラウンドに自分が倒されてもいいという覚悟を決められない弱さを感じました。
コバレフはカネロとやるのかな。
なんだかんだコバレフのの技術は高いしパンチもある。
ゴロフキンとはまた質の違うジャブです。
逆にカネロのボディーブローにコバレフは耐えられるか。
コメント
アルバレス2からのコバレフは地味ですが本当に完成度が高いと思います。
カルザゲを思い出させるモードチェンジです。評価は下がっても強い。
一方ヤーデはスタミナ無さすぎでしたね。その割りに被弾して削られ過ぎです。コバレフの強打をあれだけ被弾して11Rまで持っていくのも立派なのですが、ゴロフキンのような戦い方ではないのですから無駄な被弾は避けるべきでしょう。
私の中ではヤーデはでかいマチャド位の印象でした。
カネロは本当にやるんでしょうか。
ジェイコブス戦では耐久力はわかりませんでしたが、体格やパンチの質でから考えるとヤーデに負けてもおかしくないように見えるんですが。