試合内容
GGGがバンクと組んでどれくらい変化を加えられるのかに注目しています。
デレブヤチェンコは悲願の王座獲得なるか。
やや動きが固いのはデレブヤチェンコ、ゴロフキンfは流石に落ち着いてます。
先にヒットを奪ったデレブヤチェンコ、ゴロフキンはそれをきっかけに圧力を強め特徴であるパワージャブでデレブヤチェンコを釘付けにします。
初回からGGGがダウンを奪いました。
マジかこの男。
しかしゴロフキンは急がずじっくり行くようです。
一連のダウンの流れは流石完璧なヒットではありませんでしたがダウンを奪いました。
インターバルに移っていたのはサッカーのウェイン・ルーニーですかね。
髪の毛増えた気がします。
2回デレブヤチェンコはダウンを奪われて積極性が増しました。
ゴロフキンは冷静な対応を見せています。
デレブヤチェンコもジャブを掻い潜り接近戦では軽快な動きも見せています。
しかしゴロフキンも流石で好きにはさせません。
ただし回転力では負けていません。諦めず追い回せるか。
3回手数はやはりデレブヤチェンコ。ダウンの影響は感じません。
この回から特徴である機動力が機能しています。
連続した攻撃でゴロフキンを守勢に回らせます。
ゴロフキンが対策を見つけ出す前に一気に主導権を奪いたい場面ですね。
しかしゴロフキンのパワーは流石でデレブヤチェンコは鼻と口目元を出血。
デレブヤチェンコの努力をひっくり返してしまいます。
4回ゴロフキンは退くとデレブヤチェンコに追い回されてしまいます。
デレブヤチェンコも必死です。ここは踏ん張って押し返したい。
デレブヤチェンコのパンチは当たりますが決定力を欠きますね。
ゴロフキンの攻撃力に説得力を感じます。
5回デレブヤチェンコのボディーブローがヒットしゴロフキンに効かせました。
ゴロフキンがここまで腹が利いた姿を見せたのは初めてです。
この攻撃が活路だデレブヤチェンコ!
リプレイを見るともっと深く当たれば倒せていました。
惜しい。
時間はあります。デレブヤチェンコこのラウンドは勝負です。
6回ゴロフキンはデレブヤチェンコの攻撃から腹を庇う場面が増えました。
これを餌に顔面が当たりそうな雰囲気です。
ゴロフキンはここは勝負所と心得ているようで熾烈な主導権争いが続きます。
7回も熾烈な主導権争いが継続、ゴロフキンは殺人的な打ち分けを見せます。
この回はゴロフキンがヒットも上回りダメージも奪いました。
8回はゴロフキンが追い回し殺人コンビネーションを叩き込みます。
デレブヤチェンコも抵抗しますが徐々に当たらなくなっています。
9回はゴロフキンがKOを意識したような猛攻。
しかしデレブヤチェンコも逆襲しヒットを奪い返します。
ゴロフキンはジャブが強いのが攻撃にも防御にも機能しています。
これがあるから休みながらプレッシャーをかけられます。
逆にこれがあるからデレブヤチェンコは休めない。
10回はデレブヤチェンコが猛攻。溜めていた力を爆発させます。
ゴロフキンが決めに行こうとするとデレブヤチェンコが反撃してくるのでゴロフキンもなかなか決めきれない。
11回デレブヤチェンコの手数が上回っています。が一発のパワーでゴロフキン。ヒットの見栄えが違います。
最終回お互いに死力を尽くしました。
どっちも勝ちにしたい内容。
結果はUD。
気迫と勢いは互角だったかもしれませんがパンチの上手さとパワーでゴロフキン。
感想
ゴロフキンは明確に主導権を奪うことはできませんでした。
決めきれそうな雰囲気もあっていいパンチも当てました。
しかしデレブヤチェンコの気迫も凄まじものがありました。
徹底抗戦で最終回は死力を尽くしました。
コメント
バンクが指導するアップテンポが注目されるされてるゴロフキン。
ロールス戦では4Rから新戦法をやめたのかと思いましたが、今回の試合を見ていると違うみたいですね。
序盤で手数を出しラウンドの取りこぼしを防ぎつつ、セコンドのGOサインを合図に以前のパワープレイで倒しにかかる、というスタイルのように見えます。
急速に進化するポイントボクシングと、加齢を考慮した戦術に見えますが、試合後のゴロフキンの表情を見るに納得していないのか、満足していないのか、思い描くものではないのでしょうといった感じです。
ゴロフキンの性分なんだと思いますが、打たれるとスイッチ入りますし、いつでもKOを狙っています。
この年でボクシングを変えるのも難しいと思います、でも今までのスタイルもまずい。
今までは攻撃が最大の防御でしたので、攻防のバランスの調整に苦労していそうです。
レミュー戦の姿が今目指すべきスタイルなのかなあと勝手に思っています。