カネロくじを当てるのは?
カネロvsビボル
カネロがコバレフをKOしたことで更にカネロの評価、商品価値は暴騰しています。
スーパーミドル級とライトヘビー級の王者達が我こそはとカネロくじの抽選に手を上げています。
カネロはミドル級に戻る意思はあまりないようで、ゴロフキン戦に興味はなく、もし3戦目があるとすればそれはビジネス。
そんなことより彼は困難な挑戦を続けたいとのこと。
その候補の一人がライトヘビー級王者のドミトリー・ビボル。
年老いて負け始めたコバレフと違いカネロと同い年の全勝の王者です。
ゴロフキンとジェイコブス、コバレフに勝ったカネロの相手に難癖つけるとすれば、「みんな『年寄り』ばかりじゃない」かということくらいです。
ビボルとライトヘビー級統一戦をやればその声は静まり返ります。
ビボルはライトヘビー級でもスーパーミドル級でもカネロの好きな階級でやってやるとファンにアピール、カネロにプレッシャーをかけています。
ビボルは若さに加えてスピード、パワー、技術を併せ持ったカウンターパンチャー。
スキの少ない王者です。
カネロvsスミス
カネロが保持するスーパーミドル級の対抗王者カラム・スミスもカネロ戦をアピール。
スミスは190cmと大型のスーパーミドル級で並のライトヘビー級より立派な体格をしています。
年もカネロと同じ。
そしてカネロが4回でKOしベルトを奪ったたロッキー・フィールディングを初回でKOしています。
内容も狙いすましたカウンターを二度叩き込んでのKO。
こちらもカウンターを得意とするスキのない王者です。
カネロvsベテルビエフ
ライトヘビー級の2冠王者。
この男のパワーは人間離れしていて、怪力という言葉がこれ程似合う男はいません。
生まれた時代が違えばおとぎ話の怪物のモデルだったと思えるほど。
ベテルビエフは4団体統一、ベルトの回収を急いでおりライトヘビー級のベルトを保持する限りカネロも標的となります。
前回の試合ではグウォジクを力で圧倒し王座を吸収、唯一全KOを維持している王者です。
ハードパンチャーグウォジク相手にレベルの違うパワーを披露する強打者中の強打者。
カネロがいかにパワーアップしたといえど、ベテルビエフのパワーには敵わないはず。
アマチュアではヘビー級のウシクとしのぎを削っていたパワーです。
もしカネロのディフェンスがこのパワーまでも無力化してしまうのなら、クルーザー級の5階級制覇すら視野に入ってきます。
カネロはボクシング必勝の一つの完成形に到達できるか
DAZNからのプレッシャーもあります。
カネロの夢もあるでしょう。
ミドル級の帝王ゴロフキン、ライトヘビー級の壊し屋コバレフを退け自信を深めたカネロ。
今のカネロが持っている無敵の心理状態は強力な原動力となります。
もし上記の三人に勝つようなら、カネロの強さは臨界点を超えたと言えるでしょう。
カネロはどこまで進化できるか、階級制、体格が物を言うボクシングの可能性をどこまで押し広げられるか。
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