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ノルディン・ウバーリvs井上拓真 全勝対決 「怪物の弟」とは呼ばせるな

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観戦記録
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下馬評は、ウバーリ

兄の輝きを打ち消せ

井上拓真、兄尚弥の強烈過ぎるほどの輝きの前にその輝きがかき消され影となってしまっています。
しかし、それも今日この日まで。

拓真は兄のおこぼれでベルトを巻いたわけでも才能がないわけでもありません。
日本国内の過酷な競争を勝ち抜いてここまで辿り着いています。
国内外のボクシングファンである私が断言しますが、拓真は立派な戦歴です。
才能は兄に劣っていないはずです。
兄が持っていないものも持っています。

アマチュアで腕を競っていた同級生の田中と比嘉は先にベルトを巻いて王者となりました。
兄尚弥の後を追いかけますが、背中は遠い。
しかしウバーリを倒すことが出来ればその評価は一変するはずです。

ウバーリは豊富なアマチュア経験を誇る全勝のフランス人(モロッコ経由)王者。
バンタム級では兄尚弥の次に強いとする声も多く、非常に完成度の高い王者です。
知名度がないだけで実力はネリ、尚弥が倒したロドリゲスに劣らない実力者。ドネアより強いという声も聞かれます。
私自身戦えばドネアより強いのではないかとウバーリを評価しています。

この戦いは嘘偽りなし、文字通り正真正銘の競争です。
勝てば兄の背中を捉えます。

勝者はネリvsロドリゲスの勝者との防衛戦が控えています。

兄弟同時王者と言えば兄ジャモール・チャーロと弟ジャメール・チャーロが思い浮かびます。
兄ジャモールはKO型の恐怖のパンチャー、弟ジャメールは判定型のテクニシャン、微妙な相手に苦戦したりとジャメールの輝きは兄ジャモールに打ち消されていました。
しかし、ジャメールはベルトを奪ったあと強敵を撃破しながら自信を深め、遂に覚醒。現役屈指のKOアーティストへと進化しました。
ベルトを獲る前と後で豹変しています。
拓真も強敵ウバーリを倒せば覚醒するはずです。

試合内容

「怪物の弟」と呼ばせるのは今日この瞬間が最後です。

始まりました!
体格は拓真。
拓真は忙しく早いリズム、ウバーリは様子見のラウンド。
しっかりとした準備を感じ、動きは悪くありません。
このリズムでは崩れないウバーリがペースアップしたところが勝負。

2回、もう少し積極的に戦いたい拓真。
ウバーリはリズムがを上げてきました。
拓真は浅いですがいいカウンターをヒットしています。
ウバーリも攻めは時は鋭い。

3回、ディフェンスはいいですがもっと積極的に手を出しておびき出したい。
ウバーリの左がヒット、ロープまで後退させられましたが威力は殺しています。
しかしウバーリは拓真の動きをインプットして明らかに効率が上がってきています。

4回ウバーリのペースが更に上がりました。
拓真は冷静さを保てるか。手を出しながらおびき出せれば当たるはずです。
テンポはウバーリですが、瞬間的な速さではには負けていません。
しかしカウンターの左がヒットしてダウン。
ウバーリは拓真の動きを掴んできています。
弱気になるな!動きは負けていない!

途中採点ではフルマークが一人います。
しかし採点通り技術では上回られてている。

5回この試合は腹をくくるしかない。
ロープに詰めるウバーリ。しかし崩れない。
ここまでほとんど崩れないウバーリ。
ウバーリに快適なリズム、テンポを上げたい。
カウンターはヒットしています。

6回、さっきの回はウバーリが攻め急いでカウンターをヒットできました。
慎重になるはず。
フェイントでもなんでもいいから先に仕掛けてウバーリのリズムとバランスを崩したい。
後出しのカウンターはいいタイミングで出ています。先に仕掛けてウバーリを慌てさせたい。

7回、ここから後半戦。ペースアップだ。
ウバーリのカウンターを経過していかなかなかペースアップできない拓真。
ヒカキンだ!

8回、ポイントは取られている。
この辺りからはKOを狙わないと厳しい。
セイキンもいる!すみません家族が騒いでいます。

9回、ジャッジは3者ともウバーリを支持。
KOしかない。
しかし余力は互角か。ウバーリの動きは横へ動きています。
ボディーが効いたか。

10回、KOしかない拓真はやるかやられるかの決断ができるか。
その決断は簡単ではありません。でもやるしかない。
少しだけ上回れているだけです。
ウバーリは足を使って流している。逃げ切りを考えています。

11回、ウバーリはポイントは意識しながらの安全運転。
あと一回、一発当てるしかありません。
残る体力を使って我武者羅にやるだけ。

12回、負けてもいいから我武者羅にいけ拓真!
腹を括れ!
負けてもいい、後悔だけはするな。力を残すな出し切れ!
ウバーリは完全に流しています。

流しているウバーリは油断、効かせた!
いけ!倒すしかない。
バカになって打ちまくれ!倒されてもいい悔いを残すな!

判定はUDでウバーリ。

メインイベントは井上尚弥vsノニト・ドネア。

感想

ウバーリは強かった、でも大きな差があったわけではありません。
少しの決断力、度胸。
拓真にはそれがなかった。
技術的には大きく負けていなかったしパワーも負けていない。
あとは踏み込んで当てる度胸。

ウバーリはやはり実力者、しかしパワーではネリや井上などの一線級の選手と比較すると不安が残りました。
巧さならバンタム級でNo. 1かもしれません。
しかし勝てない相手ではなかった。

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