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井上尚弥vsノニト・ドネア WBSS決勝戦 日本の怪物かフィリピンの閃光か

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遂に決勝戦

日本のボクシングを背負う井上

フジテレビで7時57分から放送のようです。

最強を決めるという理念は面白いですが、運営面で杜撰だったようです。
かなり長いトーナメントでしたね。

しかし遂に今日、その時がやってきます。
日本人の王者は一時期から激減しました。
しかし生き残っている王者は立派な選手ばかり。
特にPFP上位に位置づけられたり激戦のミドル級で二度も王者になるなんてことが同時に起こるなんてことは以前は考えられませんでした。
きっと今日の試合は未来の王者を生み出します。

少し前の西岡とドネアとの試合を思い出します。
当時は本当に驚きました。
PFPに名を連ね、また恐いほどに強かったドネアは軽量級のスーパースター。
試合は重量級に負けないド迫力、「こんな相手に挑む西岡はなんて勇気があるんだ」と思いました。
と同時に「日本人でも海外のスーパースターと試合ができるんだなあ」と。
それもこれも、それまでに重ねた西岡は血の滲む努力があったからです。

それまでに不利と言われた試合を覆し、世界での評価を確立していました。
西岡が困難に立ち向かい犠牲を払って海外での日本人の信用を勝ち取ったからこそ、道を切り開いたからこそ井上が走り抜けることができる。
そしてその道で大きな助走をつけた井上が西岡の超えられなかった壁を乗り越えていく。
日本ボクシングの未来、日本で藻掻き苦しむ多くの選手達、この試合を心待ちにしてきたファンの為に負けられない試合です。

井上にかかる重圧はただでさえ想像を絶するものでしょう。
ましてや相手は5階級を制覇したフィリピンの伝説です。

ノニト・ドネア。西岡の道を阻んだフィリピンのスーパースター。
全盛期はモンティエルの頭蓋骨を凹ませて破壊し、シドレンコの顔面を縦に切り裂きました。
まるで漫画の主人公のような強さで、分かりやすく言えば今の井上と同じような勢い、期待がありました。

スーパースターの宿命かドネアは限界まで階級を上げました。
活躍の場所を2階級上のフェザー級に移し、強豪相手に連戦し階級の壁に阻まれ苦戦。かつての輝きは失われました。
しかしキャリアの最後、ドネアは有終の美を飾るために本来の階級へ戻しこのWBSSに参加しました。

ドネアが参加を表明した当初は誰もこの年老いたライオンが決勝まで生き残れるとは思っていませんでした。
しかしドネアは不思議な運命に導かれ井上の元に引き寄せられています。

ドネアは破竹の勢いで快進撃を続けていた時に井上と出会い、その時高校生だった井上を指導したそうです。
当時最強と評されたドネアを研究していた井上は大きな刺激を受けたはずです。

井上のボクシングからもドネアを感じることがあります。
最初の印象からもドネアを感じました。

試合内容

ドネアが言うようにこの二人が戦うのは運命だったのかもしれません。

果たしてドネアの強運と井上の運命、このチャンスを引き寄せたのは。

始まりました!
今回も秒殺か、ドネアがレジェンドの意地を見せるか。
重心を高めに構える井上、様子見です。落ち着いています。悪くない。

ドネアは経験豊富なだけあって落ち着いています。
プレッシャーはややドネア。
ラウンド中盤の攻防、パワーはややドネア、スピードは井上。
この攻防を見たところ井上が自信を持てば行けそうです。
と思っていたらドネアも連打。
簡単にはペースを譲りません。

初回から見どころ満載。
やばい興奮して指が震えます。
やっぱりドネアは今までの相手とは違うのか。

2回、瞬間的な攻防はスピードで井上
しかしドネアは危険なタイミングを狙っています。
スピードとテンポは井上です。
プレッシャーをかけて力強さを増してきた井上。
普通は崩れる爆発的な攻撃、しかし経験豊富なドネアは経験済み。動揺しません。
崩れない。
それどころか危険なタイミングで左を返してきました。そこから一気に攻勢をかけます。
だめだ井上弱気になるな!
さすがはドネア、思った通り甘くない。
井上が出血するのは初めて見ました。
しかし井上もよく耐えました。

3回です。
ハラハラのラウンド、井上は距離をとる。
チャンピオンシップは長い。
じっくり楽しんでいこう。

ドネアは前進してきます。
警戒しているドネアはやっぱり簡単にパンチを食うことはありません。
今までは余裕があって強引だっただけです。
井上の右を食っても止まりませんドネア。
ウォータースのパンチを受け止めて前進したドネアは簡単には止まらない。
簡単に下がるとドネアの体重が乗ってパンチが重くなる。
現状は簡単に下がっています。
要所だけは押さえたい。

4回、やっぱりドネアのパンチは井上より重く見えます。
井上は腕をあげてディフェンスを意識します。
ドネアは下にパンチを伸ばして上下に組み立て。
ドネアがタイミングを掴んできました。
井上のスピードの優位性が失われ初めています。

井上が丁寧に組み立てて少し当たるようになりました。
ドネアは主導権を譲るまいと強引さを強めます。
ここの主導権争いは勝負所。
ハイペースでドネアのガードは下がっている。
致命的なタイミングが増え始めました。

5回、この主導権争いを経験することには今後のキャリアにおいて大きな意味があります。
井上は足を使ってカウンターを狙います。
ドネアは依然積極的、出鼻は徹底的に狙う井上。
しかしドネアの止まる様子はありません。
これが百戦錬磨のレジェンドの経験値、恐怖に慣れていて鈍い。
井上はこのラウンドは余裕はありませんが、アウトボックスしています。
カウンターをヒットして効かせました。
しかしドネアは退きません。
井上と相打ちのタイミングを狙います。
このドネアの度胸が怖い。
しかしダメージは蓄積させました。

6回、前のラウンドの感じだとそろそろ終わるか。
ドネアはペースダウン。だましだまし回復させます。
井上は狙いすぎか手数が落ちました。
ドネアは明らかに休んでいます。ダメージと疲労か。しかし休んでいても迫力がある。キャリアですね。
ジャブだけは継続して休ませたくない場面です。

7回、効かせてからヒットは井上が優勢に見えます。
でも倒れるパンチで倒れないのがドネア。
リプレイではヒットしています。倒れそなパンチです。
前の回休んでペースアップのドネア。この辺はわかりやすい。
本物のポーカーフェイスでどれだけ余力があるのかわかりません。これだから経験豊富なレジェンドはやばいんだ…

井上はカウンター狙いのボクシング。
ドネアが積極的。
ドネアは下のカウンターも5回くらいから狙っています。
右の後にフォローさせる左も有効です。
少しペースの上がってきた井上、ドネアは狙っています。
気をつけろ。

8回、ドネアはどっしり構えて井上を迎え撃つ。
気を抜くとやばそうです。
相打ちの致命的なタイミング。ドネアは攻勢を強めてきました。
ここからはドネアの経験知も生きていくるか。
井上は血まみれ、ドネアは打ち合いを恐れない勇敢なファイトです。

ここが勝負どころだ。
ドネアは明らかに攻勢を強めてきた。
ここでポイントアウトさせるほどドネアは甘くない、ここから過酷なラウンドだ。

9回、ドネアは前進。
井上は足を使ってアウトボクシング。
ドネアは井上のパンチを受けながらお返し。
このラウンドはやはり強引にでてきたドネア、プレッシャーをかけてダメージを与えます。

10回、前の回で自信を深めたドネアは出てくるはず。
そして井上の出血は見栄えが悪い。
ドネアにポイントが流れているかもしれません。
リプレイでは殺していますがドネアの見事なスリップカウンターがヒットし効かせました。

井上が攻勢を強めドネアがカウンターを狙う展開。
距離がかなり近くなってきている。
井上はダメージを与えました。
ドネアはふらつきます。

11回、チャンピオンシップラウンド。
ドネアは長い長いキャリアでここからのラウンドの重要性は理解しています。
井上もわかっているはず。ここからは勝ちたい気持ちのぶつかり合い。
出て行くのは井上。
ポーカーフェイスですがドネアは疲れています。
ここは力業でいきたい。
左ボディーブローでドネアが膝をついた!

立ち上がった!
井上はKOを狙います。
しかしドネアはここからが強い。
簡単には崩れない上に危険なタイミングを狙います。
それでもダウンを奪えたのは大きい。
今までは崩れてKOと相場が決まっていましたが…一味違うのがドネア。

12回最終回。
ポイントでは勝てるでしょう、今後のためには倒したい。
井上はKOを意識した攻撃。
ドネアは疲労からサバイバルモード。
それでも要所だけは押さえます。
ドネアが気迫のこめた連打を放ったところでベル。

UDで井上。

感想

今日はドネアの危険なヒットを受けて打たれ強さを証明しました。
しかしスーパーバンタム級へ行くのは避けた方が良さそう。
ナバレッテの力強さはドネアの比ではありませんし、相打ちも辞さない凶暴性と打たれ強さを兼ね備えています。
今日はドネアからかなり危険なタイミングでパンチを受けていました。
全盛期のドネアなら出血したパンチを受けて立っているのは不可能だったと思います。
恐らく負けていたのは井上でしょう。

井上の現状の力が分かりました。
ネリの執拗な攻撃に負ける可能性があるし、ウバーリの速いリズムのボクシングにも後手に回るかもしれません。
ネリは明日から挑発を開始するはずで、拓真に勝ったウバーリもそうしてきます。

しかしドネアのパワーとカウンター、打たれ強さを経験できたのは大きな収穫です。
ドネアはやっぱり普通じゃなかった。
レジェンドだけあってめちゃくちゃ強かった。
井上のメッキが剥がれたのではありません。
ファンの想像以上にドネアは強かったのです。
ボディーを効かされてからもカウンターを狙う習性、きっちり当てて井上の攻勢を削ぎました。
ウォータースの強打に耐えた鉄の顎とあのパンチを掻い潜る意思は本物でした。

ただ今日感じたのはやっぱり井上も人の子。

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