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井上尚弥はどこまで階級を上げられるか? その一

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井上尚弥はどこまで階級を上げられるか?

まずは結論

先に結論を述べるとスーパーバンタム級までは4階級王者にはなれる。
フェザー級から先は困難な旅になる。

これはあくまで私の考えです。
ここからが考察になります。

苦戦

レジェンドノニト・ドネアの意地と経験、パワー、技術、戦略などドネアが今持てるもの全てをリングに持ち込み井上尚弥を試しました。
それまで世界最高峰の舞台でパヤノとロドリゲスを秒殺し日本、そして世界中のファンの期待が限界まで高まっていましたが、その評価は一旦落ち着きを取り戻しました。
とは言え井上尚弥の金のメッキが剥がれたとか全くそんなことはなく、どんなスーパースターも経験していることです。

例えばパッキャオ、前人未到の偉業を達成したレジェンド。
飛ばした階級を含めると10階級(ドネアが5階級制覇)を制覇しました。
しかし軽量級時代が無敵だったかというと苦戦も多くビッグファイトでの負けや苦戦を何度も経験しています。
パッキャオは苦戦の度に強くなりました。
同じような才能のある人間同士が同じ体重で戦う以上、大きな差はないのです。
戦略やその日の心身のコンディションが大きく影響します。

全勝のフロイド・メイウェザー。
日本のメディアではあたかも無敵のチャンピオンのように宣伝されています。
しかしメイウェザーも多くの苦戦を経験しているのです。
スピードで圧倒されたザブ・ジュダー戦、KO寸前まで追い詰められたシェーン・モズリー戦。
マルコス・マイダナとの初戦の判定では議論が起き、メイウェザーの判定負けだったとの声も多く聞こえてきました。
白黒つけるべく行われた再戦でもマイダナのカウンターに歯をへし折られ、勝利の為に大きな代償を払いました。

メイウェザーの適正階級であると考えられるライト級でも苦戦はありました。
ホセ・ルイス・カスティージョとの初戦、これも議論の起こる判定でした。
その後にスーパーライト級のデマーカス・コーリーにもダウン寸前まで追い詰められています。
井上が苦戦したからと言ってバンタム級が限界だとは断言できません。

大切なのは逆境からどうやって立て直したのか、どれほど勝利への執念を見せられたのかです。
圧倒的不利な下馬評をひっくり返したパッキャオ。
KO寸前の状況で無様にモズリーの腕にしがみつき堪えたメイウェザー。
ドネアも最終ベルがなるまで猛攻、執念を見せてくれました。

井上はドネアというの試練を超えて逆境を乗り越える力、勝利への執念を示したと思います。

井上尚弥はやはり高い潜在能力を持っていて、先述しましたがバンタム級で苦戦したからと言ってここが限界ということはないはずです。
バンタム級で長期政権を築くのも悪くありませんが、無責任なファンとしてはアメリカで需要の大きくなるフェザー級まで行ってくれないかなあと勝手に思っています。

前置きが冗長になっていしまいましたが、ここからどこまで井上が階級を上げられるのかを考察してみます。
まずは先人たちの特徴を確認してみます。

複数階級制覇王者の特徴

結構いるので最近の選手と知名度のある選手にしぼります。

ノニト・ドネア

身長170cm
リーチ174cm
フライ級~フェザー級
50.802kg~57.153kg

スーパーフライ級は暫定王座なので海外では4階級制覇と紹介されます。
適正はバンタム級ですかね。
全盛期のスーパーバンタム級では2勝1敗。
フェザー級ではシンピウィ・ベトイェカから王座を奪っていますが、ベトイェカの負傷による5回判定。
ドネアが先にダウンを奪っていましたが、ベトイェカが挽回しようと試みてはいたんです。
当時スーパースターだったドネアを優遇したという声も多かったですね。
結局その後ウォータースに完膚なきまで殴られ、ベルトは奪われてしまいました。

その後フェザー級とスーパーバンタム級をうろうろしてWBSSに参加するまで微妙な内容が続きました。
一応フェザー級のベルトは獲っていますが、実績は残せていません。
バンタム級時代は圧倒的なスピードとパワーがありましたが、適正階級から階級を上げるごとにパワーのアドバンテージが薄れて苦戦が始まりました。
特徴であるスピードよりはパワーと殴り合いで勝負を挑みました。

ロイ・ジョーンズ

身長180cm
リーチ188cm
ミドル級~ヘビー級
72.575kg~上限なし

クルーザー級を飛ばしての4階級制覇ですね。
身長はミドル級でも普通ですが、ムキムキの体格を考慮すると適正はスーパーミドル級からライトヘビー級ですかね。
特徴はスピードですね。
ミドル級から階級を上げるに従いそのアドバンテージが大きくなりました。
ただヘビー級のベルトはジョン・ルイズから奪ったものです.

Roy Jones Jr vs John Ruiz – Highlights (Jones Made HISTORY)

ダメージを与えて圧倒しましたが、ルイズが立派な王者かどうかは議論が必要ですしその後急いで階級を落としています。
ヘビー級ではその1試合のみ。獲れそうな相手から奪ったとも言えますね。
なのでジョーンズが立派なヘビー級王者とは言えません。

後ドーピング検査にかかっています。
ヘビー級の試合では筋肉がぎちぎちに詰まった異様な体でした。

ジェームズ・トニー

身長178cm
リーチ183cm
ミドル級~ヘビー級(ドーピング陽性でヘビー級は剥奪)
72.575kg~上限なし

上記のジョーンズともスーパーミドル級で戦っているライバルです。
体格はミドル級ですが不摂生で減量苦だったようです。
フレディー・ローチ曰く、「才能だけならパッキャオを凌駕している」ということです。
トニーはネットではトニーさんの愛称で呼ばれる憎めない男です。

足を使わず上半身だけでひょいひょいと躱す横着なスタイルですが、圧倒的なディフェンスとカウンターのスキルがありました。
加えて鉄の顎でかなり打たれ強い。
KOパンチを食っても平然としていました。

ロイ・ジョーンズと同じくミドル級出身ですがヘビー級ではホリフィールドなど強豪と数戦、腰を据えて戦っています。
ミドル級出身のくせにヘビー級のパンチに平気で耐える頑丈さとやたら恐怖に鈍い性格で得意のカウンターを補強していました。

上限のないヘビー級でミドル級の骨格の男が殴り合っている。
この男は本当はもっと評価されるべき男なんじゃないかと。
分かる人には分かると思います。
とにかく異質なんです。なんだか気味が悪いほど。

James Toney – Beautiful Boxing (Highlights / Tribute)

その二に続く…

コメント

  1. 日本人ボクサーは筋トレをして階級をあげる人が少な過ぎるのだ。パッキャオ選手、リコンドー選手は階級を上げ上の選手に挑みました。後マイク・タイソン選手は178センチと身長低いがヘビー級で闘っています。村田選手の方が高いけど階級はしたです。殆んどの日本人ボクサーは体格で優ろうとしますが自分よりもデカイ人に勝つには筋トレをして筋肉質な体を作る事だ。出来ないと言うのは可笑しいのだ。努力をしようとしないし、誰でも負ける事はあるし自分自身よりもデカイ人に挑むと言うことは強い相手に挑むと言う事。今はネット社会で情報は筒抜けだ。せこいやり方しか出来ないと言う事はファンからも嫌われると言う事だ。

    • writer_ore より:

      コメントありがとうございます。
      体格、特に身長差というのは克服が難しいです。
      逆に言えば自分が高ければそれだけ有利になりますね。

      体格を活かそうとするのは何も日本人だけではありません。
      海外の選手にも規格外の体格の選手はたくさんいます。

      確かに階級が多く王者の価値が低くなっていることは確かですが、そのおかげでボクシングで食べていける選手もたくさんいます。
      階級細分化や複数団体は悪い面もありますが、良い面もたくさんあります。

      選手にとっては
      金>>>名誉
      であります。別に無差別級世界最強を目指しているのではないのです。
      好きな(好きですらなく仕事という選手もたくさんいます)ボクシングで金が稼げれば良いと思っているだけです。

  2. スイートピー より:

    釘をさすようで申し訳ないのですが、トニーさんは結構ドーピング検査引っ掛かってるので肌の色を示すぐらい真っ黒です。。それなら身長や骨格も適正ではないはずのウェルター級でも自分のスタイルを貫いて強かったパーネル・ウィテカーを引き合いに出した方が面白いかなと思います。個人的な意見としてはスタイルが試合を作るので井上尚弥はスタイルを変えていけば全然Sフェザー級でも通用すると思います。今のスタイルで各階級のトップ王者にどこまで通用するかとなるといけてもフェザー級かなと思います。とにかく倒しにいくスタイルというのは上に上げていけばいくほど厳しくなる。つまりパッキャオは凄いという事になりますね(^^;ただそのパッキャオでもKOは出来なくなってるので適正階級を越えても変わらずKOを出来るスタイルの選手が出てきたらその選手は本当のモンスターでしょうね。

    • とぉとぅぉとぉ より:

      すみませんパッと思いついた選手で書き綴りました。
      スタイルに関してですが、次の階級からはパワーよりスピードのアドバンテージが機能すると思います。
      あの足の速さなのでやり方次第でどれだけ成果を残せるかは大きく変わっていきそうだと感じます。
      今のままだと押しつぶされるでしょうね。

  3. 海外、外国では普段から筋トレは当たり前にしています。身長が低くても筋トレをして入れば普通に筋肉質な体にはなりますし身長が低くても強い選手はいてますよ。要は日々の積み重ねと筋トレに対して努力をしているかどうかと言う事です。相撲選手やプロレスラーを見れば分かる事です。相撲選手でも腕立て伏せはしますよ。練習で。だから減量とは5キロぐらいにするべきですよ。だったら強くなる為に筋トレをして努力をしますよ。今見たいに減量、ダイエット大会にはならない筈です。格闘家、格闘技は本当は強くなる為に努力をしなければならない。減量よりも筋肉質な体を作る事の方が難しいのだ。50キロも無い人々が強い訳が無いのだ。強くなる為に体を鍛えねばならない。

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