試合内容
“ブラックマジック”メイゾン16勝12KO。
身長が188cmあるスーパーウェルター級のプロスペクト。
24歳と若くかっこいいボクシングです。
ディエゴ・クルズは19勝15KO8敗2分。
負けも多いですが勝ちのほとんどはKOのメキシコ人。
初回、クルズKO率通りの力強いコンビネーションを見せます。
メイゾンはこの連打に臆することなくカウンターを打ち込んでいきます。
デカいのに速い。しかしそこはメキシカン。
一切怯まず右をヒット、メイゾンの膝を揺らしました。
今度はお返しでメイゾンが左フックを効かせました。
初回から激しい試合です。
2回もクルズがパンチを振り回して仕掛けてきます。
メイゾンの動きは本当にかっこいいですねー。
タイミングや角度、見切りは天才的。
それでいて強気なボクシングは人気がでそうです。
このラウンドは危険なクリーンヒットを何度も奪います。
クルズはかなり打たれ強い。KO負けがないのも納得です。
3回メイゾンはプレッシャーをかけながら鋭い左を伸ばします。
ヘッドムーブメントもカウンターもシャープです。
そしてクルズは何故倒れない。
初回でクルズを見切ったメイゾンはクルズを痛めつけます。
しかし当てても当てても元気いっぱいのクルズ。
追い詰められると反撃してくる狂暴性もあります。
後半戦も動くサンドバッグと化したクルズを痛めつけるメイゾン。
危険なカウンターも決まっていますしメイゾンにパンチがないわけでもありません。
クルズの顎が強すぎる。鉄の顎と充実した気力で立ち向かいます。
どうやったらこんな選手が育つんだろうなあ。
幼いころからメキシコの治安で育っていることとタフな打ち合いを求める国民性がクルズのような選手以外は生き残ることを許さないのかもしれません。
そしてムンギア、ナバレッテから感じる不気味さはクルズの比じゃない...
ホセ・ラミレスもメキシコ系だったな。メキシコ人怖い。
7回、ドクターチェックとローブローの減点で力を溜めたメイゾンが一気に襲い掛かります。
しかし耐えるクルズ。
8回、クルズはメイゾンに一発お返ししました。
その後の右のボディーショットも良かった。
メイゾンが少し効いた素振りを見せました。
9回もKOパンチを何度も打ち込むメイゾン。
しかしクルズは倒れません。
反撃してきます。
最終回は滅多打ちにされたクルズが徹抵抗戦。
メイゾンはシャープな動きでヒットは許しません。
強烈なカウンターもヒットしています。
UDでクルズ。
感想
メイゾンは長身ですが全くひ弱さはありません。
攻めも守りも見ていて面白い。
挑発でも魅せるし強気なボクシングです。
これは人気出ますね。
早くトップレベルの選手と戦ってほしい楽しみな選手です。
クルズは打てれ強すぎ。
メイゾンは5人は倒せるほど打ち込みましたよ。
生来の狂暴性なのか育ちなのか、それともまさか精神刺激薬(興奮剤)?
ラミレス、ムンギア、ナバレッテ。
メキシコ人ちょっと不気味なんだよなあ。
上記は好きな選手なので生まれと育ちだと思いたい。
でも精神刺激系の薬物を疑われてほぼ黒だと言われるアーロン・プライヤーに似た異常さ。
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