試合内容
モロッコの怪物カウンターパンチャーラビー。
ドイツでの試合、スーパーウェルター級です。
スーパーウェルター級で世界を狙うのかな。
相手は急遽決まったヘススグロッラ。
27勝14KO①5敗。倒しておきたい相手です。
ラビーは鬚をはやして精悍な印象に様変わりしています。
元々顔は男らしい感じなので似合いますね。
顔面ではなくボディーから、手ではなく足でプレッシャーをかけろとの指示。
2回もプレッシャーをかけるラビー。
しかしグエッラのぎこちない右を受けました。
ダメージはありませんが対応が雑。
それからジャブへの反応も鈍いでう。
3回、ジャブは速いしパンチ力も感じます。
集中力なのかグエッラのメキシカンスタイルに慣れていないからなのか分かりませんが反応が鈍い。
4回にもグエッラのカウンターがヒットしました。
ハードパンチャーなら倒されるパンチ。
終了間際空振りでバランスを崩したところを狙われるラビー。
この日のラビーは本当に良くない。
5回、少しづつ動きが良くなってきています。
スロースターターなだけなんでしょうか。
力強さも速さもタイミングも初回より明らかに向上しています。
良い感じだったのに気を抜いてパンチを受けました。ハードパンチャーなら倒されるタイミングです。
うーん…これは致命的な悪習だと思います。気になります。
コーナーでも注意されました。
6回やっぱりラビーはグロッラの頭から突っ込んでくるパンチに反応できません。
7回はコーナーに追い詰めてパンチを効かせました。
最終回も山場はなし。
UDでラビー。
感想
この日は精彩を欠いていたように見えたラビー、反応もカウンターのタイミングもワンテンポ遅い。
攻撃が単調なのは変わりませんでしたし、得意のカウンターもヒットできず。
普通の選手なら悪くはありません。しかし彼はアマチュアの国際大会で結果を残し続けた天才です。
特別な選手なはず。
これでは王者は厳しい。
アマチュア時代はキレキレのカウンターをダニヤル・イエレウシノフ決めていました。
プロデビュー後も鮮烈なKO勝ちもあったんですが…
この試合のとき既に来年1月の試合が決まっていたので急遽決まった消化試合でモチベーションやトレーニングが足りていなかったのかもしれません。
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