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ユリオルキス・ガンボアの衝撃

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ガンボアの衝撃

ユリオルキス・ガンボアvsジャーボンテイ・デービス

怪物デービスvs元怪物ガンボアの戦いは12/28にWBAのライト級ベルトをかけて行われます。
フェイスオフを見た感じは体格差はありません。公式にもお互い身長は166cmとあります。

正直に言うと両者ともライト級では小さく、適正階級を超えているように見えます。
骨格だけならフェザー級です。
似たような体格のライト級ならスピードが大きなアドバンテージになると思いますが、ルーク・キャンベルなどの長身のライト級は180cm近くありますのでデービスもスーパーフェザー級の頃のような無敵は維持できないかもしれません。

ただこの試合はパワーの差で短期決着、デービスが勝つと思います。

全盛期ガンボア

オリンピックはフライ級でしたがプロデビューはフェザー級。
薬を疑うほどムキムキででした。

そしてその時初めてガンボアのボクシング見ましたがリゴンドーと同様にあ然としました。
リゴンドーほどの卓越した距離感はありませんが、まるでゴム人間。
ピンポン玉が地面を跳ねるようなフットワークで尋常ではない速さと敏捷性がありました。
デービス程の力強さではないもののデービスより機敏に動け、初めて見た時の衝撃度ではデービスと変わらなかったと思います。

身のこなしは無駄を排しシステマティックなリゴンドーより遊び心があり天才的、そのアイディアには何度も魅了されました。

唯一の懸念はリゴンドーと同じく階級が骨格に合っていない、フェザー級はガンボアには大きすぎると感じたくらいです。
卓越したガンボアの技術は体格の不利を簡単に克服していましたが。

同じキューバのトップアマでもリゴンドーと違うのはその超強気で攻撃的なスタイルです。
攻め急ぎ過ぎてパンチを貰う場面もありましたが、それを補って余りある能力があり試合は常にエキサイティングでした。

扱いにくい天才

ガンボアはリゴンドーと同じくその有り余る才能を活かしきれていません。
ガンボアはビッグファイトにこだわり干されて試合から遠ざかりました。

彼らにも当然生活があり、試合をしなければ食っていけません。
彼らは窮地に追いやられて、慌ててテレンス・クロフォードやワシル・ロマチェンコといったPFP、しかも上の階級の選手と体重、体格の不利を抱えて戦うのです。
しかしこのように大金にこだわってしまうのは共産国に生まれたキューバ人の性なのかもしれません。
今回もようやく掴んだチャンスですが、相手は怪物デービスです。
元王者のローマン・マルティネスを前回は速攻で仕留めましたが、元々立派な王者かは議論が必要なマルティネス、そして劣化度はガンボアの比ではありもせん。
前回いい勝ち方をしましたが、今回のデービスはかなり厳しいと言わざるを得ません。
デービスはめちゃくちゃな強さです。

しかしあと10歳ガンボアが若ければ予想は拮抗していたと思います。

ボクシングにおける国籍

これはいつも思うことですが、強さや試合の面白さはボクシングでの収入に直結しません。
リゴンドーとガンボアはその才能ならボクシングでも一、ニを争う時期がありました。
もし彼らがキューバ人でなくメキシコ人なら、もっと早く亡命し適正階級からキャリアを進めていけたなら、現在のような評価ではなかったはずです。
もっともっとファンから尊敬される偉大な選手であったはずです。

現状のボクシングはメキシコ人が買うからメキシコ人に売る。
これです。買いたい人に売る、楽だと思います。
カネロやネリがやりたい放題できるのはこんな業界の側面もあると思います。
もちろんカネロやネリも新規ファンの獲得に大きく貢献はしていますと前置きします。

ただボクシングは一部のファンだけが喜ぶようなコンテンツではないし、もっと面白くて注目を集めてもいいコンテンツだと私は思っています。

リゴンドーやガンボアのボクシングがもっと評価される業界になればいいなあなんてこの駄文ですが、記事を書いていて思いました。

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