試合内容
31勝22KO1敗、身長182cmなんとリーチは194cm(ほんとかよ)あります。
メキシコやアメリカを転戦しながら勝ち星を積み重ねてきたベテラン。
ミドル級のカーティス・スティーブンスにKO負けして、ナサニエル・ガリモアに判定勝ちしています。
雑魚ではありませんね。
カーティス・スティーブンスは恵まれた環境で適正階級で戦えたならなら王者になれたんじゃないかなあ。
アダムスは18勝14KOのハードパンチャーです。
ドミニカ共和国出身のプロスペクト。
ティシェイラのリーチは嘘ではなさそうです。異様な長さ。
アダムスが力強い攻撃を見せますがティシェイラも負けていません。
やり返していきます。
2回はアダムスがKOを意識してかぐいぐい詰め寄ります。
ただティシェイラの異様なリーチはやり難そうでスタミナを一気に使いました。
3回、アダムスはティシェイラのパンチに合わせて飛び込み低い姿勢から強打を腹にねじ込みます。
ティシェイラは嫌がっています。
しつこく続けられるか。
アダムスは執拗に追いかけヒットを重ねますます。ティシェイラの長身で衝撃を吸収されてしまいますが、普通ならKOパンチです。
ティシェイラは飛ばしているアダムスの攻勢を捌ききれれば、後半逆襲できそうです。
4回、アダムスは攻勢を維持します。
ティシェイラはアダムスのプレッシャーを横に動いてなんとか躱しています。
ヒットは奪われますがやられるだけではなくお返ししてきます。
アダムスはいい調子で攻めています。ティシェイラの足はまだ止まりませんが、止まればいっきに決められるパワーです。
アダムスの攻撃は甘くはありませんが。なかなか動きの落ちないティシェイラ。
世界中を転戦しているだけあります。
ティシェイラの左右のヒットでアダムスの動きが止まった!
一気にペースアップしてヒットを奪いました。
けっこう効かされましたアダムス。次のラウンド立て直せるか。
6回、アダムスは何事もなかったかのように攻め立てます。
勝負どころかティシェイラも猛反撃。激しい打ち合いです。
我慢比べ。根負けしたら主導権を奪われます。休めません。
ティシィラの顔面はアダムスのパンチで切り裂かれて鮮血にまみれています。アダムスはもっと出血させてストップしたい。
7回、後半戦突入。アダムスは半分過ぎてもまだまだ元気いっぱいです。
KOを意識したような攻撃でティシィラを痛めつけます。
しかし倒れないティシィラ。打たれ強いというよりは身長と脱力で上手く吸収しているようです。
「KOかな」と思っていたらアダムスのアッパーカットにティシィラのフックが相打ち。
アダムスがダウン。再開と同時にベル。
かなり効きました。アダムスの表情は我ここにあらず。朦朧としている感じです。
結果論ですが、効かされた後に無茶して打ち合いましたね。
8回、ダメージは深くアダムスを別人。力なくティシィラに寄りかかかって攻撃をしのぎます。
ティシィラはビッグチャンス。出血でストップされる前に倒したい。
それにしても凄い出血です。
遠目にはストップが妥当にも見えます。
9回を休んだアダムスは前進を再開しました。
しかしティシェイラは倒れません。
そしてヒットはしっかりと奪っています。ダウンを考慮してもややアダムスかなあと思いますが、決定的にするためにはアダムスは最低でもダウンを一つは奪っておきたい。
11回、ティシェイラは勝利への執念を見せてアダムスに襲い掛かります。
アダムスは疲労で集中力が落ちてきました。
簡単にロープまで下がって浅いですがヒットを奪われます。
最終回、どちらの執念が上か。
ここまでポイントは分かりません。
まずはティシィラがジャッジへもうアピール。
アダムスは休み休み凌ぎます。
ゴールテープを元気よく切ったのはティシェイラ。
UDでティシィラ。
111-116はねえだろ。
他二人は111-114。
感想
最後疲れましたがアダムスのコンディションは素晴らしかったと思います。
ハイペースで攻め続け、痛烈なダウンを喫しても回復し攻め続けられました。
パンチはKOしてもおかしくないヒットは奪っていました。
ティシェイラ、タフな選手です。
アダムスのハードパンチを受けても気力は衰えず徹底的にアダムスに抵抗しました。
こうゆう選手は有望株の試練として一定の需要があるんですよね。
そしてしっかりアダムスの試練となり挫折を味合わせました。
この男をKOしているスティーブンスはやっぱりパンチ強い。
あまり環境が良くなかったと聞いたことがあります。
今は打たれ弱くなってしまって、再浮上はないでしょう。惜しい才能でしたスティーブンス。
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