スポンサーリンク
カテゴリー別に記事を読む

井上尚弥vsジョンリエル・カシメロ 恐怖のフィリピン人

toe2toeのYouTubeチャンネル
ニュース
スポンサーリンク

井上尚弥vsジョンリエル・カシメロ

カシメロ無敵の心理状態

井上はWBO総会でロマチェンコと遭遇したみたいですね。
井上と並んだロマチェンコはライト級としては小さいと感じました。
ロマチェンコより小さく下手すると井上と同じような体格のラッセルがフェザー級で恐怖の最強王者。
世界は広いです。
ライト級はロマチェンコが3冠、残る一つは今月リチャード・コミーとテオフィモ・ロペスの間で争われます。
この二人の暴力対決は面白そうです。
ロマチェンコはコミー有利予想みたいですね。

閑話休題。
WBOは王者カシメロと2冠王者井上との3団体統一戦に前向きな様子。
トップランクでのアメリカデビュー戦の対戦候補は番狂わせでテテを破ってカシメロが急浮上しました。
これまで不遇のキャリアを歩んできたカシメロですが、マニー・パッキャオのMPプロモーションの元で日の目を見る機会を手に入れました。
日本人の私は井上側からこのストーリーを見てしまいますが、カシメロ側のストーリーはもっとドラマチックです。
番狂わせを起こしてPFPに挑戦。
あのKOの後にこの待遇です。
今のカシメロの精神状態は「無敵」かもしれません。
今は何をしても上手くいくという万能感がブレーキを外した精神状態。
この無敵の万能感がテテ戦のあの迷いのない踏み込み、パンチのキレを生み出していたのかもしれません。

この無敵の精神状態はファイターなら、誰もが喉から手が出るほど欲しいがるものです。
コバレフがウォードに負けて失ったのは「無敵」の自信であったと思います。
ジャメール・チャーロはベルトを手に入れた試合からKOアーティストへ変貌しました。
カネロがゴロフキンから奪い手に入れたものはベルトだけではありません。

テテへの勝利がカシメロの持っている万能感をさらに強化していたら、井上と戦う時にさらにその重さと速さを増しているかもしれません。

ドネアは9回に井上に強烈な右をヒットさせて効かせたあと急ぎませんでした。
しかしカシメロなら今の勢いと傾向を考慮するとあのラウンドで決めに来たはずです。
テテ戦も効かせてから一気に試合を終わらせました。
フィニッシュはドネアより鋭く手際がいい。

恐怖のフィリピン人

日本の試合もみるファンにとっては常識ですが、フィリピン人は強い。
負けが多くても危険な選手が多いです。
基本的には彼らのKO率は当てになりません。
単発のパンチばかりですがやたら強い。
逆転KOを何度見てきたことか。
日本のアマエリートや期待されているホープを沈め挫折を味合わせるイメージがあります。
彼らは基本的にはワンパンチフィニッシャー。
一発で試合を終わらせます。

そして何が怖いってそのメンタルです。
どんな苦境でも一発を狙ってきます。
恐らく一発でひっくり返してきた成功体験がそうさせるのでしょう。パンチャーの特権のメンタルを持っています。

フィリピン人はその戦いを買われて海外でもプロスペクトのテスト、門番としての役割を果たしています。
ライト級のメルシト・ゲスタ、この間ライアン・ガルシアと戦ったロメロ・デュノ、スーパーライト級のリッキー・シスムンドなど、王者より王者らしい過酷な試合を戦っている選手が多く存在しています。
恐怖のロシア勢ともよく手を合わせて噛み付いています。
フィリピン人と戦えば特別な選手以外は無事では済みません。
日本のみならず海外のエリートにとってもフィリピン人は一つの壁なのです。

この間の井上尚弥vsノニト・ドネア。
この試合もフィリピン人の恐さを象徴する試合だったと思います。
KOパンチを受けながら少しも怯むことなく前進、噛み付いて大怪我をさせました。
当たれば倒せる、だから頑張る、だから粘る。
普通は倒れるパンチを受けても気持ちが体を支え続けます。

ハードパンチャーの特権

打ち込まれている時や劣勢でも前向きに捉えることができます。
「もっと打ってこい、ひっくり返してやる」
ドネアがそうでした。
効かされてロープに送られた状況でも起死回生の一撃を狙う。
これで井上の攻勢を削ぎ落とし生き残りました。

一発でひっくり返してやるという呆れるほどのポジティブシンキングにそれをいとも簡単に実現する強打。
フィリピン人の恐さ、というかカシメロの不気味さはそこかもしれません。

フィリピン人もう一つの傾向

腹が弱い。腹が弱すぎるのか顔面が頑丈すぎるのかは分かりません。
でも顔面は腹の20倍耐えられます。
食習慣なのか、減量法なのか分かりませんが、「あんなに顔面は耐えたのに腹は一発で終わりかよ」
彼らの試合は大体こんな感じです。
腹を殴られると途端に弱気に、そして唐突に試合が終わります。

カシメロも何となく腹が弱そうだと感じています。
そして井上はボディーパンチャー。
ドネアも腹は一発で限界が来ました。

カシメロを仕留めるなら腹。

John Riel Casimero – Highlights / Knockouts

コメント

  1. 一瞬のマ夏 より:

    私も腹が狙いは同意ですね。カシメロは昔、K-1にいた頃の山本KIDのようにも思えます。とにかく1発を狙っている。そしてリラックス出来ている。筋肉の弛緩と緊張。
    今一番乗ってきているカシメロと真っ先にやりたいという井上。これも素晴らしい。
    でもやっぱりマサトがそうであったように最初は熱くなっても終わってみれば井上の完勝かなぁと思います。

    • とぉとぅぉとぉ より:

      PFPファイターがここまで貪欲に強敵を求めてくれるとファンとしては楽しい限りですね。
      カシメロは力強いですが意外と力の抜けたいいボクシングだと思います。
      しかし井上の能力を考えると一発当たるまでは何も起こらないように感じます。

タイトルとURLをコピーしました