試合内容
ケリーは10勝6KO。
英国で大変に期待されているプロスペクト。
オリンピアンの優れた技術があります。
ハメドっぽいスタイルと端正な顔立ち。王者になることができれば大金を生みます。
前回はカバラウスカスと引き分けたレイ・ロビンソンと引き分けています。
カバラウスカスがクロフォードに成すすべなくやられたことを考えると現状はウェルター級王者は厳しそうです。
相手のウィストン・カンポスは31勝19KO7敗6分。
ニカラグアの27歳。若いのに凄い試合数です。
間近の試合は5戦1勝3敗1分。
一階級上の同じく英国人ジョシュケリーが3ラウンドにKOしている相手。
内容も問われます。
ケリーは普段は腕を下げて戦っていますが今回は世界戦線を意識してかガードを上げています。
ロイ・ジョーンズやレナードが引き合いに出されています。
カンポスの右のパンチで転んだり初回から出血したりと幸先の悪いスタート。不吉な予兆か。
3回からケリーは腕を下げて戦います。
5回、ケリーはヒットを奪って華麗なフットワークは見せていますが明確なダメージは奪えていません。
6回後半戦に突入しますが、ダメージは与えられていません。
手数も減ってきましたケリー。
今日の会場は攻撃の方が湧きますね。
チャベスJrやメインのロサレス、マルティネスが集めた観客のせいでしょうか。
カンポスの攻撃にも歓声が起きます。
7回、ケリーの動きは派手です。
大きく当ててはいますが効率的な攻撃とは言えずカンポスにダメージはありません。
ディフェンスでは魅せる動きはあります。
ディフェンスで湧いてくれる会場ではないので印象が変わってしまいますが。
8回サバイバルモードに移行しているカンポス。ロープ伝いにケリーのプレッシャーを躱してほとんど手を出さず消極的なボクシング。
決め手のないまま迎えた9回。
イギリスのトッププロスペクトとしてそろそろ力を示してたいケリー。強引に近づいて打ち合います。
10回も打ち合いますがダメージは奪えず。
顔面には当たってはいるんですけどね。
感想
顔面を狙い過ぎましたかね。
ジョシュ・テイラーがカンポスを3回でKO。
加えてWBSSを制覇した統一王者となると評価を逆転することは今後できるかは正直微妙な内容でした。元々王者は厳しいかなあと思っていましたがここ数戦は冴えません。
まだまだ若い選手なので今後の成長曲線に期待はできます。
この日はイエレウシノフも一緒に試合を行いKOしています。
いつだったかケリーをプロモートするエディー・ハーンはこの二人を戦わせたいと発言していました。
判定決着だと思いますがイエレウシノフ有利だと思います。
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