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モルティ・ムザラネvs八重樫東 過小評価される地味で危険な特徴

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モルティ・ムザラネvs八重樫東

ムザラネvsワールドクラス

八重樫にとっては険しい茨の道。
ムザラネvs世界をおさらいしてみます。

ムザラネvsカシメロ

Johnriel Casimero vs. Moruti Mthalane- IBF Flyweight Title

ハイガードと相当なしつこさでカシメロを追いかけるムザラネ。
普段ゆったりと戦うカシメロにとってはかなりのハイペースを強いられます。
それでも慌てず落ち着いて普段のリズムを維持して戦える辺りは流石カシメロといったところ。
上手くプレッシャーを躱して戦えていましたが、時間を追うごとにムザラネのプレッシャーが強まります。

最後は5回、怪我なのか何なのかカシメロがギブアップ。

ムザラネvsテテ

モルティ・ムザラネvsゾラニ・テテMoruti Mthalane vs Zolani Tete

序盤はテテが距離を保ちロングレンジから快適にパンチを打ち込みます。
ムザラネはガードを上げて辛抱。攻撃も全てテテが華麗に捌きます。
嫌になりそうな展開ですがムザラネはお構いなし。
いずれ掴まえられることを知っているかのように辛抱強くしつこく追い回します。

5回にテテを捕まえて猛攻。打ち合いに巻き込みダウンを奪いました。
再開後も間髪を入れずパンチを打ち込みレフェリーが試合をストップ。

カシメロ、テテ共に5回が鬼門となりましたね。

ムザラネvsドネア

Nonito Donaire vs Moruti Mthalane

ガードを上げて前進したいムザラネですがドネアのパワーとカウンターを警戒してテテやカシメロのようには攻められません。
ドネアって本来こんな選手でしたよね。

ドネアにプレッシャーがかかりません。危険なカウンターが飛んできます。
しかしムザラネはめげずに距離を詰める努力を怠りません。苦境に慣れているというのも危険な特徴ですね。
最後はドネアに切り裂かれた傷口を見てドクターストップ。

どう見ても強いムザラネ

打ち終わりも直ぐにオンガードに戻ってしまうのでムザラネに致命打を当てるのは難しいですね。
かと言ってもたついているとムザラネのプレッシャーに押しつぶされてしまいます。
テテやカシメロ。ドネアの強打でも簡単にはムザラネは引きません。

真面目で忍耐強いということ

人気稼業であるボクシングはやっぱりどうしたって華やかでかっこいいスタイルが持て囃されます。
ハードパンチ、曲芸的なディフェンス、華麗なフットワーク。どれも強力な競争戦略です。

しかしそれらの強烈な光の前に影となっている超強力な日陰の戦略が存在します。それは「忍耐」。

ジョンリエル・カシメロの豪打もゾラニ・テテの矢のようなカウンターも敵いません。

誰もがサボる基本を疎かにせず、愚直なまでのボクシングを貫き通せることは大きなアドバンテージとなります。
モルティ・ムザラネは過小評価された危険な特徴を持つ男です。

モルティ・ムザラネのハイガード

ガードを上げる。
まるで当たり前の事のように、誰にでもできる簡単なことのように言われます。
しかし過小評価されがちなその習慣を徹底するのは破壊的なパンチを習得することや華麗なフットワークを習得することと同じくらい難しいのです。

近年でもロナルド・ライトやジョシュア・クロッティー、ムラト・ガシエフ。
日本だと村田諒太がハイガードスタイルで結果を出しています。
カネロもハイガードでゴロフキン、コバレフのジャブをシャットアウトしました。
ハイガードを徹底する選手にダメージを与えるのは大変な作業です。
基本的に長期戦、根比べになる確率が高い。
根比べと簡単に言っても世界レベルの根比べ。地獄の苦しみです。

モルティ・ムザラネの執拗さ

超危険な特徴です。
現役だとローマン・ゴンザレスやゴロフキン、ジャレット・ハード、シーサケット・ソー・ルンビサイが抜けたしつこさだでした。ムザラネも負けていません。

とにかく執拗に追い回します。
あのしつこさなら大半の選手は音を上げるはずです。
ドネアだけは何故か平然と受け止めていましたが、テテもカシメロもムザラネのペースについていけませんでした。
打っても打っても追いかけてくるムザラネ。
見ているだけでも辛くなるようなハイペースです。
当事者なら尚更苦しいはず。
ムザラネのハイプレッシャーに慌ててしまうと、どうしてもパンチの精度が落ちてしまいます。
こうなると守りの固いムザラネからヒットを奪えなくなり、余計に慌てる、余計にプレッシャーが強まるというムザラネにとっての好循環となり、相手にとっての悪循環となってしまいます。
一旦この循環に入るとそう簡単には抜け出すことはできません。

ドネアのような図太さとパンチ力があればムザラネの戦略の循環を断ち切ることができますが、ドネアほ特別な選手ですからね。

こうやって見るとここムザラネは37歳にしてフライ級の誰にとっても高い壁であることは間違いありません。
無敗のワシームに土をつけ、黒田や坂本を跳ね返しているだけの強さ、説得力かあります。

八重樫にとっても高い壁であることは間違いありません。
勝てば番狂わせと言える試合です。
36歳、最後の王座挑戦でしょう。
勝っても負けても最後まで悔いなく戦ってほしいと思います。

願わくば王座奪還。現役続行てすね。

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