試合内容
トニー・ハリソンの勝利に終わった初戦。
内容は互角もジャメールの方が効果的だったとの声も多く再戦となりました。
ダイレクトリマッチが組まれていましたがハリソンの怪我で延期に。
初戦でジャメールは試合後のに涙を見せ雪辱を誓いました。
課題はハリソンのジャブ、そして距離を潰して効果的な攻撃ができるか。
前回は強引に言ってハリソンからカウンターの反撃をもらう場面も少なくなりませんでした。
32勝16KO1敗。
ハリソンの課題はジャメールにダメージを与える攻撃を行うこと。
前回のようにジャブを突いているだけでは今回は誰も納得はしないでしょう。
28勝21KO2敗。
初回いきなりジャメールが突っ込んで振り回しました。
気持ちは分かりますが、ハリソン相手に雑に行けば墓穴を掘る羽目に。
ハリソンは落ち着いた表情、鋭いジャブを飛ばします。
初回はジャメールは前回の失敗を踏まえて攻撃の頻度を増やしたジャメール。
ハリソンはより距離とジャブに気を使いやり難い感じに仕上がっています。
2回はハリソンのワンツーがヒット
攻撃の派手さでジャメールが上回っていますが、ヒット自体はハリソンが打ち終わりを狙い上回っています。
ベルの直前でジャメールがダウンを奪いました。ダウンの前にはハリソンのパンチが浅くですがヒットしていたんですけどね。
一発でひっくり返しましたジャメール。
3回ジャメールが仕留めにかかります。
力強いパンチを振り回します。
しかしハリソンはジャメールの雑さに助けられてえ上手くこれを上手く防ぎます。
ジャメールが休むと逆にプレッシャーかける辺りハリソンは度胸も頭脳もあります。
ハリソンのボディーが印象的です。
4回はかなり危険な距離でパンチの応酬。
一発の重さではジャメールですが、ハリソンのコンパクトなパンチも評価できます。
そしてこのジャメールの無駄打ちは後半どう響くか。
ジャメールの顔面へのフックかそれともハリソンのショートボディーショットか。
互角の戦いです。
5回、ハリソンがじりじりとプレッシャーをかける展開が続きます。
ジャメールの攻撃は迫力がありますが消耗が激しく休む時間が長い。
ハリソンのコンパクトな攻撃の方がリズムが速くプレッシャーをかけることが出来ています。
かなり効果的に見えるボディーショットの効果はどうでしょう。
6回、双子の兄ジャモールが言うように辛抱して戦えるでしょうかジャメール。
精度とパンチの効率で上回られています。
ハリソンは上手くいっている意識があるのか落ち着いています。
ジャメールはやや不快そうですね。後半戦は大振りの影響による疲労が顔を出しそうな雰囲気です。
7回さあ、後半戦です。ジャメールは腹を嫌がるようになってきました。しつこく攻めたい。
ジャメールは仕切り直してジャブで距離を取ります。
こっちの方がいいですね。
ハリソンはハイガードでプレッシャーをかけます。
今回は接近戦、中間距離のボディーショットに活路を見出しています。
8回終盤戦に突入。
ハリソンはダウンを挽回する攻撃ができるでしょうか。しかしプレッシャーがかかりません。
スタミナ不足のハリソンは疲れたかもしれませんね。
今度はジャメールの快適な距離とリズムになりました。辛抱したかいがあったか。
9回ジャメールが自分のタイミングでジャブ、ワンツーを飛ばします。
良い感じだったのにここで力を失うのかハリソン…
10回ハリソンは疲れてペースは落ちましたが残り少ない力をやりくりしてヒットを奪います。
11回、左フックを直撃してジャメールがダウンを追加しました。
再開後パンチをまとめてさらにダウンを追加。
勝ち名乗りを上げていますがジャメールはまだ勝っていません。
しかしもう一度パンチをまとめてジャメールがストップ。
感想
今回はKO決着。雪辱を晴らしました。
初回からスタミナを使って積極的で前回の反省を生かした形。
ハリソンは途中まで良い感じでポイントを取り返していると思いましたが、いつも通り終盤に失速しちゃいましたね。
一進一退の素晴らしい試合だったと思います。
ジャメールはこの日は打ち合いができることも見せてくれましたね。
ただ基本大振りなのは変わらず。
コンパクトな攻撃のハリソンに打ち負けていました。
しかし決定力は流石。
しっかりチャンスをものにしました。
今後はハードやウィリアムズとの統一戦に期待です。
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