試合内容
階級最強と目されていたジャレット・ハードを番狂わせで破りベルトを2本手に入れたウィリアムズ。
26勝16KO1敗。
1敗はジャモール・チャーロに喫したものです。
対するジェイソン・ロザリオは19勝1敗1分のドミニカ人。
1敗はナサニエル・ガリモアによるもの。ガリモアはウィリアムズとに接戦で敗れ、前回ルビンに圧倒されました。
実力はウィリアムズが上回ると思いますがに大きな差はないはず。
両者ともスピードがあります。
ウィリアムズの方が正確で初回はヒットを重ねました。
ロザリオはプレッシャーをかけます。
2回もウィリアムズが正確さと手数で上回ります。
しかしウィリアムズにダメージを与えられるような攻撃はありません。
1分過ぎにロザリオの右がヒットしウィリアムズが瞼をカット。
傷が深いのか攻勢を強めるウィリアムズ。
この回はロザリオが再三狙っていたカウンターもヒット。
ダメージを与えました。
3回、初回の精彩を明らかに欠いたウィリアムズにロザリオが襲い掛かります。
終盤にはウィリアムズが立て直しお返しの一発を入れました。
4回狙いすぎかロザリオの手数が落ちてウィリアムズはやりやすそうです。
ウィリアムズは中央でロザリオを押し返します。
5回はウィリアムズが積極的に出てきました。
ロザリオをロープに送ります。
しかし打ち合いでロザリオの左がヒット。
膝の揺れたウィリアムズにロザリオが襲い掛かりダウン。
立ち上がるも強打をまとめられてレフェリーストップ。
大番狂わせです。
感想
ウィリアムズは落ち着きがあり冷静でハード戦ではハートも見せてくれたいい選手です。
しかし決定力がこのレベルと戦うには物足りません。
スーパーウェルター級には安定して長期政権を築ける選手がいませんね。
この階級で実績をあげた選手はすぐにミドル級へ進出するので仕方がないのかもしれませんが、新陳代謝が激しい。
今回王座に就いたロザリオも長期政権は難しそうです。
日本の井上岳志はチャンスありです。
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