試合内容
19勝18KOと素晴らしい戦績でいかにも運動神経がよさそうなボクシングですが、この試合は負けに等しい内容でした。

の階級のロシア人と戦うには頼りない。
ベテルビエフには押しつぶされる。
相手はローマー・アングロ。コロンビアの35歳。
26勝22KO1敗。唯一の負けはヒルベルト・ラミレスによるもの。
体格差はあまりありません。
シムズはいつも通り軽快なフットワークkで動き回ります。
アングロのパンチを警戒している様子です。
アングロはじりじりとプレッシャーをかけながら隙を見て一気に襲い掛かってきます。
2回も走り回るのに忙しいシムズ。手が出ません。
アングロはシムズのカウンターを警戒してはいますが少しづつ自信を深めコンビネーションが出始めています。
3回、ジャブしかでないシムズにアングロはますます自信を深めています。
軽やかなフットワークのシムズですがこれでは逃げ回っているようにしか見えない。
4回も手がでないシムズ。
あきれるほど走り回ります。アングロの左がヒットし分かりやすく嫌がるシムズ。
5回シムズ…これは後ろ向きに走って逃げているのと変わらんだろう。
こお距離なら相手のパンチも届きませんが自分のパンチも届きません。
6回。後半戦突入。
相変わらず走り続けるシムズ…いや走りながら踊っています。
7回は少し足を止めたシムズ。
悪くはありませんがこの距離だとアングロのパンチも当たります。
すると弱気になってダンスへ移行。
8回、アングロが時々突進。当たりませんがシムズを威圧します。
9回もアングロが積極的。
シムズは危険な距離ではローダッキングにクリンチ。
徹底して攻防は拒否します。
最終回。
鋭いジャブも見せていますがアングロが前へ出ていくと弱気な態度。
弱弱しく説得力に欠けるゴール。
SDでアングロ。
感想
アレクサンダー戦と全く同じことを繰り返しましたシムズ。
これが負けならあの試合も負けでよかった。
軽快なフットワークに速いパンチと動きはこの階級の選手には見えません。
素質はあるはずですが、ここ数戦見てパンチへの心理的な耐性が低いように感じます。
アングロのパンチも強いのですが、ベテルビエフやヤーデのパンチとはもっと破壊的です。
アングロのパンチにビビッていてはこの階級の王者は厳しいですね。

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