試合内容
一度ローマンの怪我で流れた両者の試合。
挑戦者アフマダリエフは7勝6KOのウズベキスタン人。
プロキャリアは短いですが豊富なアマチュアのキャリアがあります。
ダニエル・ローマンは27勝10KO2敗1分。
TJドヘニーを倒して2冠王者に輝きました。
日本でも戦ったことがあります。
初回から積極的なアフマダリエフ。
様子見をするくことなく力強いパンチを打ち込みます。
ローマンは慌てることなく応戦しアフマダリエフのプレッシャーを押し返します。
アフマダリエフのパワーと機動力に対してローマンはコンパクトなボクシングで対抗します。
2回はローマンの左がヒット。
ローマンはコンパクトなボクシングでアフマダリエフの隙を突きますが見栄えはアフマダリエフ。
3回手数はアフマダリエフ。
ローマンはやはりアフマダリエフのパワーを警戒していますがじりじりとプレッシャーをかけています。
4回、アフマダリエフのパンチはガードの上ですローマンの体を揺らします。
しかしローマンはひるむことなくどっしりがっちり構えてダメージを抑えながら少しづつ前進。
この回から少しづつ距離が近くなってきてローマンのパンチが活き始めます。
5回アフマダリエフは序盤は元気よく強打を振り回します。
ローマンは終盤距離が近くなると上下に打ち分け、ボディーブローが効果的に見えます。
しかしラウンド終了間際にアフマダリエフが強打を打ち込んでアピール。
しかい効かせられない。やたら打たれ強いローマン。
6回は先ほどの回で火が付いたのかローマンが仕掛けます。
ローマンはこの辺りから打ち合いの泥沼に引きずり込むつもりかもしれません。しかしアフマダリエフはフットワークとパワーで上回ります。
後半戦突入。
7回も仕掛けていくローマン。
アフマダリエフにパンチがなければもっとアクセルを踏めそうですが、アフマダリエフはまだまだ余力があります。
8回はアフマダリエフが足を止めてパンチを交換。
ローマンもいいパンチをヒットしていますが、アフマダリエフの集中力も充実しており怯みません。
9回ローマンは激しく攻める時間もありますがアフマダリエフがうまく足で捌きます。
ラウンド終盤はアフマダリエフが必ず仕掛けていきます。
10回、ローマンが当てるとアフマダリエフがやり返す。
お互いにヒットを奪い合いました。
11回チャンピオンシップラウンズ。
ローマンは積極的にコンビネーションを見せます。
アフマダリエフもそれに足でさばかず応戦。ベルトを奪いに行きます。
最終回は、ローマンがプレッシャーをかけてパンチをまとめます。
最終ベルまでお互いに手を出し続けました。
SDでアフマダリエフ。
感想
アフマダリエフはパワーもありますがボクシングも上手い。
わずか8戦にして2団体王者。やっぱりウズベキスタン勢は恐ろしい。
エルガシェフなどの他のウズベキスタン勢も期待が高まりますね。
ローマンもアフマダリエフのパンチを受けながらも徹底的に戦い抜き心身ともに頑丈でした。


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