ライアン・ガルシア
データ
20勝17KO
21歳
アメリカ
身長178cm
リーチ178cm
KO率85%
特徴
オスカー・デラホーヤのGBP所属。
今年世界挑戦が期待されている「金のなる木」候補。
まだ世界タイトルは獲得していませんが人気は絶大で将来を大きく期待されています。
類まれなハンドスピードに加えてライト級では度を超えたパンチ力を披露し続けています。
剃刀のように凄まじく切れる上に重さは斧。なんでも叩き切れます。
このまま進化し続けるとデラホーヤの期待通りデラホーヤ自身を超えるスーパースターになるでしょう。
ハンドスピード
異常なハンドスピードがあります。
現役でも屈指の速さで、単発なら一番速いんじゃないかとも思うほど。
ライト級2戦目で戦ったフィリピンの実力者ロメロ・デュノはガルシアのスピードに全く対応できず、まるでサンドバッグ。
秒殺されました。
その後に戦ったフォンセカも右を打ちにいった瞬間に左フック一閃。
大の字で目を開けたまま失神させられました。
ワンパンチフィニッシャー
スーパーフェザー級の頃から凄まじいハードパンチャーではありましたが、ライト級に上げてからはさらに破壊力を増してワンパンチフィニッシャーと化しました。
信じがたいパンチ力でまるで2階級は上の選手のように相手を痛めつけています。
初回から積極的に攻めていったデュノでしたがライアンのパンチを受けるたびによろけてバランスを崩しました。
直撃ではなくガードの上からでも弾き飛ばしていましたし、KOパンチになった左フックのようにもし当たればそれで試合は終わりです。
どんな相手でもノックアウトする破壊力があります。
上記のハンドスピードに加えてこのパワーなのでライアンに近づくには相当な勇気が必要になる上に、ミス一つが命取りとなってしまいます。
ライアンのパンチに迷いも躊躇いもなく飛び込んでいける勇気に加えて、あの異常なハンドスピードに対抗できるスピードが必要となりどれか一つでも欠けてしまえばフォンセカのように目を開けたまま失神させられてしまうでしょう。
弱点
離れた距離であれば無敵のライアンですが接近戦はいまいち。
近づかれると腕を上げて顔を隠して危機が去るのを待ちます。
圧倒的なパンチ力とハンドスピードで大概のことなら解決できてしまうのでプロになるまでは覚える必要性が小さかったのかもしれませんが、この弱点を突かれて苦戦しました。
ただその後カネロにディフェンスを仕込んだレイソノに師事したので改善しているかもしれません。
ライト級3戦はそもそも弱点を晒す間もなく試合を終わらせしまっていることを考慮すると、弱点が何だろうが関係ないかもしれません。
このハンドスピードにパンチ力です。弱点を突ける選手がどれほどいるでしょうか。
ワイルダーのようにワンパンチで試合をひっくり返せるという成功体験を積み重ねていけば、どんどん自信を深めどんな苦境でも挫けないメンタルを手にするはずです。
そうなるともう誰も手が付けられません。
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