独断と偏見によるランキング
エマニュエル・ナバレッテがジェオ・サンティシマを圧倒したので更新。
スーパーバンタム級
53.524 – 55.338kg
1位 エマニュエル・ナバレッテ
31勝27KO1敗
24歳
身長170cm
リーチ183cm
KO率84%
足を入れ替えて頻繁にスイッチし攻撃と防御に機能させるユニークな選手です。
被弾を恐れない度胸と無尽蔵のスタミナを活かした執拗な攻撃が最大の武器です。
大振りで隙はありますが、打たれてもお構いなしの倍返し戦略でこれまで5度の防衛線を尽くKOで片付けています。
同じような体格でパンチのあるサンティシマを圧倒、この階級ではパワー、耐久力、持久力は抜けており打ち負ける姿は想像できません。
2位 ムラドジャン・アフマダリエフ
8勝6KO
25歳
166cm
KO率75%
わずか8戦にして2冠王者。
8戦でローマンに12回戦を勝てるなんて只者ではありません。
ウズベキスタンの天才です。
王座を奪ったダニエル・ローマンとの試合はローマンのしつこさにもっと苦戦すると予想していましたがパワーとフットワークを活かして長丁場の試合を上手く戦い抜きベルトを奪い去りました。
まだ気が早いですがナバレッテとの統一戦に期待です。
それにしても今後ウズベキスタンは猛威を振るいそうです

3位 ダニエル・ローマン
27勝10KO3敗1分
29歳
165cm
KO率33%
執拗な連打と無尽蔵の体力、気持ちの強さが武器。
アフマダリエフに負けてしまいましたがアフマダリエフの強打を受けても怯むことなく戦い続けました。
序盤で決着するような瞬発力はありませんが長時間かけ相手を疲弊させていきます。
ベルトを失いはしましたが確かな実力があるのでまだまだ世界戦線に顔を出すはずです。
4位 レイ・バルガス
33勝24KO
27歳
179cm
KO率64%
バルガスはデカイ。しかしひ弱さは感じさせません。
小さな選手には鬼門の全勝王者かなあと思います。
小さなリゴンドーと比べると3階級は違って見えます。過言ではありません。
井上がスーパーバンタム級でこうゆう大きくて力強い本格的な相手とどう戦うのか気になります。
5位 ブランドン・フィ下ロア
20勝15KO1分
22歳
アメリカ
身長175cm
リーチ183cm
KO率71%
オマールの弟で兄弟揃って独特の拳法を得意としています。
スイッチを多用しながら相手の懐に押し入り、長身ですが基本的に接近して戦います。
体格、体力を活かして相手を押しつぶすボクシングです。
この階級のボスは同じくスイッチを多用する拳法家ナバレッテ。
現状はフィゲロアか勝つイメージは湧きません。
6位 tjドヘニー
22勝16KO1敗
33歳
166cm
KO率69%
テレンス・ジョン・ドヘニー。
岩佐だから勝てたかなあと思う試合でしたね。
ドヘニーも上手く立ち回りはしましたが、うーん。
Ko率程のパンチはない、スピードも早速くはない。
ただホールドしたり密着して距離を潰すという、正統派な強さではありません。
岩佐は無策でした。
やりにくかっただろうなあとは思いますが。
27勝17KO3敗
29歳
日本
身長172cm
リーチ181cm
アメリカマーロン・タパレスと戦いIBFの暫定王座を手に入れました。
山中慎介に負けたり海外でリー・ハスキンス、日本で小國から奪ったベルトをtjドヘニーに持ち去られたり。
世界レベルだと勝ったり負けたりが続きます。
タパレスの一発に沈むような気もしましたがしっかり結果を出しました。
ドヘニー戦であららと思ったらタパレス戦では積極的で果敢だったりと安定感のある選手ではありません。
今後安定してベルトを防衛できるかは正直怪しいですね。
下から旧共産圏のエリートファイターがベルトを猛追しています。
これを跳ね返せるか。
8位 ジェオ・サンティシマ
19勝16KO3敗
23歳
フィリピン
身長168cm
リーチ172cm
KO率72%
タイトル挑戦までに2敗し穴はありますが、KO率通りのパンチ力で突出した武器のある選手です。
初挑戦となったナバレッテには圧倒されましたが、相手が悪かっただけだと思います。
年齢も考慮してこの順位。
9位 シャホビディン・ゾイロフ
3勝2KO
26歳
ウズベキスタン
169cm
KO率66%
リオ金メダルのエリートファイター。
速射砲のような右の連打を得意としています。
アフマダリエフのパワーには劣りますが、スピードでは上回り回転力のある危険な右をこれでもかと打ち込んでいけます。
アフマダリエフ同様に最短距離でのベルトを目指しておりそのうちタイトル戦線に顔を出してくる選手です。
和氣、小国、岩佐、亀田三男もいる階級ですが彼らに勝てるでしょうか。
コメント
階級として見ると最強はナバレッテで異論はありません。しかし、ナバレッテとアフマダリエフの直接対決であればアフマダリエフが勝つような気がします。なんででしょうね、よくわかりません。幅の広い選手とやっている映像をしっかりを見ていないからでしょうか。
両者の対決は気になりますね。
天才アフマダリエフと怪物ナバレッテ。
勝つならアフマダリエフしかないと感じていますが、まだナバレッテの物量を裁けるイメージが湧きません、
ところでドネア戦の前にスパーリングをこなした井上とサンティシマの力関係も気になります。
井上を猛追してきたカシメロに背後には大器ガバリョ。
久しぶりに軽量級が厚くなっている気がします。