試合内容
フライ級で最も勢いのある王者マルティネス。
今回もKOできるか。
15勝12KO1敗。
相手のハリスは17勝9KOのイギリス人。
王座初挑戦です。
初回スタート。
体格はハリス。しかしパワーはマルティネスに分があります。
ハリスはジャブを突いてマルティネスを遠ざけ浅いものの堅実にヒットを奪っています。
マルティネスはガードを固めのそのそ近づいてド派手なコンビネーションで畳みかけます。
2回はマルティネスがフックでハリスを揺らしヒットを重ねました。
やや流れがマルティネスに傾きました。
ハリスは次の回でこの良くない流れを押し返せるか。
3回、マルティネスが攻勢をかけます。ハリスもしっかり返してヒットを奪いますが、マルティネスはお構いなし。
相打ちで打ち込んできます。
4回も激しく攻めるマルティネス。
ハリスは深く食わないようにしっかり守れていますが、攻撃に関しては手数ヒット、重さ共にいまいち説得力がありません。
5回もペースは落ちないマルティネス。
6回、このペースをどこまで続けられるかマルティネス。
ハリスのディフェンスは冴えていますが、マルティネスのプレッシャーが強く押されている印相。
7回、マルティネスの疲労もあってかハリスの手数が増え始め浅くしかし確実にヒットは奪っています。
それでも一回の攻撃の見栄えでは大きくマルティネスが上回ります。
8回、前の回からマルティネスは疲れ初め序盤の強さはありません。
ハリスは勝つならダウンは奪っておきたい。
手数は落ちましたがマルティネスが追い回します。
9回、マルティネスは落ちそうで落ちませんね。粘ります。ヒットも奪われていますが効きません。
ハリスは少し慎重すぎる。残り時間も考慮するともっと攻めたい。
10回、マルティネスの左フックでハリスがダウン。
吹っ切れたのかハリスは打ち合いを選択、しかし距離が近くマルティネスが上回ります。
11回、ハリスは力を込めた攻撃を見せますが、マルティネスの反撃にあうと後ずさり。
致命打は食いませんがこれではポイントは奪えない。
最終回。
マルティネスは最後力を尽くします。
ハリスは挽回しなければなりませんがもはやその気力も体力も残されていないか。
UDでマルティネス。
感想
マルティネスは顔面のパンチは効きそうもありませんね。
加えて腕を高く上げて顔面はしっかりカバーしているので顔面を狙うのは効率が悪そう。
その分ボディーブローは当たりそうです。
ハリスは堅実な戦いで全勝は嘘ではない強さでした。
後半手数を増やしたかったですがマルティネスの相打ちと強打がそれを許さなかったのでしょう。逆転することができませんでした。
マルティネス強いし試合が面白い。
もっと人気があってもよさそうですが、フライ級は人材不足。
大金を求めてその内階級を上げるかもしれません。
田中はフライ級に留まるのかスーパーフライ級へ行くのか。
マルティネス退治も期待したいですが、スーパーフライ級の方が盛り上がっていておいしいですね。
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