テレンス・クロフォードvsフロイド・メイウェザー
ティモシー・ブラッドリーの意見
ブラッドリーはクロフォードを非常に高く評価しているようです。
ブラッドリー「クロフォードはもはや過去のレジェンドレイ・レナードやロビンソンと比較されるべき実力者であり、全盛期のフロイド・メイウェザーを負かすことができる。
ファイトもボックスもサウスポーもオーソドックもできる。誰も彼と戦おうとしないから最強を証明できだけないんだ。」マックス「クロフォードは確かに素晴らしいファイターだ。それは認める。
だがメイウェザーはディフェンスのファイターだ。
クロフォードはオフェンスのファイター。この類のマッチアップは過去の傾向からディフェンスが有利なんだ。」ブラッドリー「確かにメイウェザーのショルダーロールディフェンス、距離感は厄介だ。
でもクロフォードには頭脳がある。クロフォードにだって優れた距離感がある!
何よりクロフォードはメイウェザーにはないパンチを持っている!!!」
ライト級からウェルター級までの激戦区を渡り歩き、4団体を統一。
3階級目となる最激戦のウェルター級でも底知れない実力を発揮し元オリンピアンのカバラウスを圧倒。
PFPでも上位に名を連ねロマチェンコ以上との声も多い天才クロフォード。
私個人的な感想を言わせてもらえばどっちが強いかは置いといて、断然メイウェザーより好みです。
しかしクロフォードのキャリアは本当に先が見えません。不透明です。
ボクシングファンとしてこのままクロフォードがビッグファイトに恵まれず消えていくのは大きな損失だと感じています。
若く見えますがクロフォードは今年33歳になります。ダメージも少ないのでハードワークを続けていれば急激に劣化するということはないとは思います。
しかし残された時間は短い。
クロフォードのビッグファイトが実現しないのはウェルター級の人気選手を抱えるアル・ヘイモンとクロフォードをプロモートするボブ・アラムの不仲が原因と言われています。
この間アラムがプロモートするフューリーとヘイモンがプロモートするワイルダーが戦っているので少しはボブ・アラムとアル・ヘイモンの関係は改善しているのかもしれません。
今年はクロフォードとスペンスの頂上対決、もしくはスペンスを限界まで追い詰めたポーターとの試合が見たいですね。
コメント
クロフォード、現役で最も好きなボクサーの一人です。でもとにかく相手がいないのが残念です。まさかウェルターでここまで戦えると思っていませんでした。全てを落とすことなくパワーを付けれたのは素晴らしいです。メイとですか。メイの場合はもう判定では絶対という試合でしたからね。7つ取れば勝てるわけで、特に前半の4つ取れば残りを3つであっても勝ちになります。そこを前提に戦っている感じが、、、好きになれませんでしたねぇ(笑)。クロフォードが前半4つのうち1~2取れれば、なんでしょうがジャッジと会場やその他がそれを許してくれるのか、、、となるのでメイや今のカネロは個人でジャッジするのも虚しいですね。
スペンス、ケガはどうなんでしょうね?
私は今ではクロフォードをロマチェンコより評価しています。
ロマチェンコは階級を上げるごとに限界が迫っている感じはありますが、クロフォードはむしろ強くなっていると感じるほどです。
唯一弱点を挙げるなら体全体が速く、勢いよく飛び込んでくるタイプに揺らされる傾向があるくらいでしょうか。顎も強くはなさそうです。
しかし技術的な奥行きは底知れない、今なお拡張されているとすら思えます。
歴代王者と比較してもウェルター級のサウスポーとして実力はトップレベルだとと思います。
加えてオーソドックスの実力もカーンを序盤で圧倒するなど並外れています。
豪打のカバラウスカスと渡り合える心身の強さ、カウンターの抜群のタイミング。
骨格筋量や骨格の大きさはスペンスに劣りますが、技術的にはオリンピアンやゴールドメダリストを上回っています。
知名度でこれからメイウェザーは難しいと思いますが、実力的には今後のボクシングのために底の底まで晒してほしいとは思います。