試合内容
フットワークとスピードに優れたスーパーフェザー級プロスペクト、ヤクボフ。
15勝9KO。タジキスタン生まれのタジキスタン人。
相手は2連敗中のメキシコ人トマス・ロハス。
間違いかと思いましたが、スーパーフライ級元王者のロハスです。
51勝19敗1分。
39歳、未だ現役を続けています。
今回はスーパーフェザー級での試合。
初回、ヤクボフが警戒に動いて隙を見て飛び込んでいきます。
ロハスは初回から打ち込まれましたがこれだけの戦績があるだけあって少しも慌てることはありません。
2回も警戒で自慢のスピードを見せてヒットを奪います。
しかしロハスも上手くダメージを殺して前進、危険なパンチを狙ってきます。
ただのかませ犬ではりません。
3回ヤクボフは上手く対応していますが、余裕はありません。
ロハスの左はキレています。
4回ロハスはプレッシャーかけヤクボフは足を使って捌きます。
被弾はしませんが、ヒットもできていません。
5回、ロハスは中間距離でヤクボフの腹を狙います。
ヤクボフはパンチを放ちますが攻撃というよりは突き放して距離を取りたいという感じで守備的。明確なダメージは与えられません。
しかしフットワークが止まることはなくヒットは許しません。
ここまでかなり動き回ったヤクボフですが後半も動き回りロハスを封じ込めます。
ロハスは腹中間距離では強さを見せますが、その距離に至るまで浅いものの被弾を許します。
10回からヤクボフは腹を嫌がりロハスは徹底して腹狙い。
ロハスはプレッシャーを強めて襲い掛かりますがヤクボフがアウトボクシングを貫いて最終ベル。
UDでヤクボフ。
感想
いつも通り動き回りましたヤクボフ。素晴らしいコンディション。
ただここ数戦は上手さは見せますが強い!と感じることは少なく余裕もなくなってきました。
ロハスは連敗中でかませ犬かとも思いましたがそんなことはなく、ヤクボフを十分苦しめていました。
ヤクボフのスピードにも慌てることなく冷静で、キャリアを感じさせる強さでした。
今のスーパーフェザー級ならヤクボフ、チャンスありだと思います。
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