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ゴロフキンと戦わなかった平行世界のケル・ブルック

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ケル・ブルック

ゲナンディ・ゴロフキン

ケル・ブルック。
ポーターを退けウェルター級で戴冠。
その後安定して防衛を続け当時のウェルター級最強の評価をキース・サーマンと二分していた男。
スペンスの足音がウェルター級へ響き始めていた頃でした。
キース・サーマンとケル・ブルック、どっちが強いのか。
そんな議論もあって両雄の激突が期待されていました。

それと時を同じくしてウェルター級の2階級上、ミドル級の帝王として覇権を確立した怪物がいたのです。
名をゲナンディ・ゴロフキン。その血に飢えた怪物はIBF王者「白いタイソン」レミューを吸収。さらにミドル級のトップコンテンダーを尽く平らげ、新たな獲物を探してボクシングという弱肉強食の密林を彷徨っていたのです。
その怪物に見つかってしまったのが2階級も下、別の場所に縄張りしていたウェルター級王者ケル・ブルック。
ブルックは獲物を求める過程で自らの縄張りを離れてしまい、ゴロフキンの縄張りに足を踏み入れてしまったのです。

ミドル級の歴史的な強打者ゴロフキンと2階級下のウェルター級王者ブルック。
普通ならお話にならないとファンが一蹴するところ。
しかし、ブルックは違ったのです。
何かをやってくれそうな、そんな雰囲気があった。
それもブルックのパフォーマンスによるところが大きいでしょう。
サーマンのようなド派手さはありませんでしたが無駄のないヨーロッパ式のボクシングで高速のカウンターを得意としており、それを実現するスピードは中量級で類を見ません。
肉体的な強さでもポーターに劣らないほどの強靭さを見せていました。

「ブルックのスピードならいくらゴロフキンと言えども慌てるはずだ」

「もしかしたら…」そんな期待がファンやブルック本人にもあったのかもしれません。

Kell Brook Highlights – The Special One

しかし健闘も及ばず無残にも眼窩を破壊され、その後遺症として戦線離脱。
続くスペンス戦でもう一度、今度はゴロフキンに破壊された場所と反対側が発症しました。
勿論スペンスのパンチ力による影響が大きいはずです。しかし、スペンスとの戦いの前に行われたゴロフキンとの試合。
この影響も大きかったのではないかと私は考えています。
スペンスとの試合の前には既に脆くなってしまっていた。立て続けに戦線離脱。
復帰までの間にウェルター級の様相は様変わりし、ブルックの居場所はなくなってしまいました。

もしゴロフキンと戦わずウェルター級に留まっていたら。
そう考えずにはいられません。

ブルックの未来

ブルックは最後の望みをかけてクロフォードとの戦いに向けて舵を切っています。
しかし残念ながらクロフォードは減量苦を公言しスペンスにKO負けしているブルックとの試合に難色を示しています。

ブルックの前半の強さにはスペンスですらは手こずりました。
スピードとカウンター。
しかし減量苦を公言し現在スーパーウェルター級で戦うブルックの試合でのパフォーマンスは尻すぼみ。
序盤は抜群にやりますが、後半は力がどんどん落ちていきます。

科学と野性の融合

ブルックのトレーニング。

Kell Brook: Training a Champion Part 1

ボクシングジムでのトレーニング。

Kell Brook: Training a Champion Part 2

心拍数や呼気を計測。
大学の施設を利用し科学に基づいたトレーニング。

Kell Brook: Training a Champion Part 3

バーベル等を使ったウェイトトレーニング。

高い素質を持ったブルックがこんな風に鍛えているんだから弱いわけがない。
2階級下のブルックの健闘こそ怪物として恐れられたゴロフキンの人間であることの証明でありゴロフキンを、後に続くジェイコブスとの3団体統一へと導いたのです。

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