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NEW “AJ” vs ジプシーキング

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アンソニー・ジョシュアvsタイソン・フューリー

AJ

2m近い身長に濃縮された筋肉。
ウラジミール・クリチコの覇権に終止符を打ったのは”ジプシーキング”タイソン・フューリーでした。
しかし刑を執行されてもなおボクシングに残り続け、もう一度覇を競おうとしていた超人クリチコの介錯を行ったのは”AJ”です。

試合は軽快なフットワークを操るクリチコが力を見せ、ジョシュアを小突き回す展開。
クリチコの本気のボクシングにはサイボーグ、ジョシュアすらついていけませんでした。
しかしチャンスは訪れました。
分が悪いと感じたジョシュアは後半用のスタミナまでもチップと交換、そのほとんど全てをベット。
一度目のルーレットを回します。
この賭けでクリチコからダウンを奪い、絶好の機会を創りだすも決着には失敗。
“Dr スティールハンマー”が立ち上がります。この猛攻で体力を失ったジョシュアは肩で大きく息をしており押せば倒れそうなほど消耗しました。

続くラウンドは絶望的な状況。
ついに”Dr スティールハンマー”の右が炸裂。
ジョシュアがキャリア初のダウン。ダメージは深刻で立ち上がるのがせいぜい。
しかし慎重なクリチコは勝負を急ぎません。ポイントを重ねていきます。
元々技術で上回られ、さらに大きく消耗したジョシュアはポイントを奪われ続けました。

そして迎えた11回。
ジョシュアの猛攻。
今度はこのシングルナンバーに所持するチップを全てベット。
再びルーレットを回し最後の勝負をしかけます。

半ば勝利を確信していたのかクリチコは動揺しました。
ミスに次ぐミス。
ジョシュアは見逃しません。
アクセルをさらに踏み込んでクリチコを猛追、そして一気に引き離しゴールイン。
きついカーブのギリギリを攻める綱渡りのレースでしたが、もぎ取りました。
ジョシュアが実力で世代交代を告げたのです。

ジョシュアのパワーを経験しながら慎重さを崩せなかったクリチコのミスもあったとは思います。
しかしジョシュアの逆境を跳ね除ける気持ちの強さ。失敗を克服する勇気。
この試合のジョシュアにはスター性を感じました。

ジョシュアこそがヘビー級、ひいてはボクシングの夜明けかとも思いましたが、一度アンディー・ルイズへの負けを経験してジョシュアは豹変しました。
自慢のパワーをそぎ落とし軽量化、ルイズとの再戦に勝利するも制限速度を下回る安全運転。
サイズとパワーを活かしたアウトボクシング…クリチコ化。

「マイク・タイソンの再来」と謳われたジョシュアでしたが、現在は「第二のクリチコ」と揶揄されることもあります。
クリチコは勿論素晴らしい王者です。
そのサイズとパワーを活かした「クリチコ拳法」は無敵でした。「マイク・タイソンですら勝てない」と言われるほどに。
しかしその賛辞には次の枕詞が必要になります。

「床のワックスが乾くのを見ているようだ」

AJvsジプシーキング

クリチコ化した「NEW AJ」はヒットリストに以下の名前を上げています。
・タイソン・フューリー
・ジャレル・ミラー
・アダム・コウナツキ
・ルイス・オルティス
・オレクサンドル・ウシク
・デオンテイ・ワイルダー

この中で総当たり戦をして全勝を維持しそうなのが唯一フューリー。
ワイルダーのパンチを受けて立ち上がったフューリーであればジョシュアのパワーにも対応できるだろうし、スピードでも互角に見えます。
技術面ではフューリーが大きくリード。
上記の選手の中でジョシュアが大きく不利とでるのもフューリーだけだと思います。
お互いにイギリス人。フューリーの貸し出しやテレビ局を超えた対戦にも熱心なトップランクなので可能性がないわけではなさそう。

達人フューリーがサイボーグジョシュアの回路をショートさせるか。
それともNEW AJが流浪の民「ジプシー」をボクシングのさらなる辺境へ追いやってしまうのか。

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