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SIMPLE ≠ EASY マイキー・ガルシアvsウェルター級

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マイキーvsウェルター級

主戦場はウェルター級

マイキーガルシアはウェルター級に留まりパッキャオを筆頭にビッグマネーファイトを模索します。
無謀と言われたスペンスに挑み大方の予想を裏切る健闘を見せました。
高度な技術に不屈の闘志、ガルシアはウェルター級で戦うのに必要な武器は「体格」以外は持っています。
しかし一階級下のスーパーライト級ですら大きいと感じてしまうガルシアの体格の不利は、彼にどんなに優れた技術があったとしてもウェルター級ではもう隠すことはできません。

しかしそれでもガルシアの決意、大金が動きボクシングの名誉が得られるウェルター級で戦うという野心は変わりません。

日本刀の芸術性

ライト級まで、ガルシアは惚れ惚れするようなボクシングを見せてくれました。
研ぎ澄まされたボクシングはもはや芸術の域だとすら感じたほどです。

例えるならそれはまるで「日本刀」の美しさ。
日本刀の目的は人を斬ることです。
「殺人」であり、あまり褒められたものではありません。
しかしある一点に特化し無駄を削ぎ落したその美しさは人々を魅了します。

私はマイキーガルシアからもその日本刀のような美しさを感じてしまうのです。
ワンツーとタイトで基礎的なディフェンス、そして左ジャブと左フックのカウンター。
初めてボクシングを習う時に教わるコンビネーションとディフェンス。とてもシンプルな構成です。
しかしシンプル故にミスがない。強い。

ジャブはほぼ予備動作なし。相手はこのパンチの初動が読めません。面白いように当たります。
そしてジャブと出所がほとんど変わらない左フック。
文字にしてしまうと簡単そうですが、とてもできることじゃない。
ジャブの軌道で放たれた左腕を複雑極まりない動作で、いとも簡単にフックの軌道へ変化させる。

ジャブがフックをフックがジャブをそれぞれの効果を高め、相乗効果を生み出します。
つまりガルシアのジャブを警戒すると左フックが、左フックを警戒すると今度はジャブが。
そしてジャブが避けきれないと今度は強烈極まりない右ストレートが打ち込まれます。
完成された戦略です。
加えてライト級までであれば左フックと右ストレートは相手に深刻なダメージを与える重さです。
極限までに洗練された一つ一つの技を一貫した戦略の元に武装している。
ガルシアのボクシングは芸術作品です。

スタイルは違えどその完成度はロマチェンコに匹敵する、そう感じています。
ロマチェンコとガルシアのスキルセット、戦略はどっちが上なのか。
ボクシングにおける現時点での答え。私はそんな気すらしているのです。
だからこそロマチェンコとガルシアの戦いが見たかった。

残念ながらガルシアとロマチェンコが交わることは無さそうです。
ライト級ですら大きくさらなる階級アップは不可能だと公言するロマチェンコとウェルター級より下で戦う意思を全く示さないガルシア。
私の夢の中でしかこの戦いは見られそうにありません。

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