躊躇なくキメた奴が勝つ
バルガスvsネリ
カネロ、ネリ、バルガス、マルティネス。
数えればきりがありませんが、メキシコ勢のPEDの使用が相次いで発覚しました。
今回ネリに挑発されたバルガスに退治してもらおうと思ったら、バルガスもPEDユーザーでした…
PFP、最も人気のあるカネロすらPEDが発覚しています。
ゴロフキンとの初戦までスタミナ不足を露呈していたカネロ。
しかし少し期間を置いた再戦では今までにない強靭さを披露し、さらに初戦では前半には疲労していた持久力の大幅な改善が見られました。
勿論初戦で自信を深めたカネロが自分のペースで攻められたことも要因であるかもしれません。
ただ立て続けのメキシコ人ドラッグ使用の発覚。
こうなってくると全く関係のないメキシコ人、メキシコ系アメリカ人にまでその疑いを向けてしまいます。
例えばライアンガルシア。
成長期やトレーニングの改善で十分考えられる変化だとは思います。
しかしカネロと同じチーム、というだけで疑ってみてしまいます。

またネリを含めカネロ、スーパーライト級王者のホセ・ラミレスの恐怖すら感じる打たれ強さ、集中力。
普通なら「凄いトレーニングの成果だ」程度にしか思いません。
しかし残念ながら心の中では微かに
(精神刺激薬使ってるんじゃ… )
と思ってしまうんです。
恐怖心を鈍らせたり、交感神経の働きを抑制することで異常な集中状態を引き起こし疲れを意識の外へ飛ばすような効果もあります。
当然打たれ強くなります。
メイゾンと戦ったメキシコ人も異常な打たれ強さでした。

ジョイナー
これは私の憶測にすぎません。
しかしここまで相次いで発覚すると薬物を使う伝統があるのではとも考えてしまいます。
ドーピングは命を削ります。
死を覚悟すれば薬漬けにしてパフォーマンスを伸ばすこともできます。
誰がどれだけ命を削れるかの勝負になります。
寿命と引き換えに更新不可能な世界記録を樹立した陸上女子のジョイナー。
命を削りながら走るなんて悲しいレースを誰が見たいと思えるだろうか。

アリスター・オーフレイム
UFCファイターオーフレイムは薬物によって動物並みの体を作り上げました。
ドーピング変遷。
ドーピング開始
バキバキに決めている時
薬物が抜けた後。

コメント
メキシカンボクシングという優れた技術を、薬物のおかげと疑われるような事をするのかわからない。素人目には「そんなことしなくても努力で技術を掴んできたじゃないか!」と思ってしまいます。中にはボクシングというスポーツそのものを侮辱しているような輩もいますが(笑)
カネロは今後どんなに活躍しても但書が必要になります。
ネリの素行がメキシコ系選手全てにまで一般化されちゃいそうで真面目にやってる選手がかわいそうになりますよね。
もし死亡事故の後にドーピングが発覚したら…
その時はボクシングの終わりです。