エマニュエル・ナバレッテvsウリエル・ロペス
相手のロペスは13勝6KO13敗1分。
調整試合にしても現在5連続KO防衛中のナバレッテが戦うべき相手ではありませんね。
ナバレッテは31勝27KO1敗。
底なしの体力を誇るメキシコの怪人ナバレッテ。
今回は相手が相手だけに圧倒的なパフォーマンスが期待され、苦戦は許されません。
まあしないと思いますが。
試合内容
初回ナバレッテが見下ろす体格差。
リーチの差もかなりあります。
ロペス距離を詰めようと積極的。
ナバレッテは足を使いながら力の抜けたいいボクシングです。
見た感じだと実力差はかなりありそう。
2回、ロペスが圧力を強めて浅いですがヒットを奪っています。
ナバレッテは実力差を感じてか少し雑です。
全然エンジンはかかりません。
4回の終盤からナバレッテが手数を増やして一気に前進を開始。
こうなると強いのがナバレッテ。
本気には見えませんがガシガシとロペスを削ります。
しかしこれまで以上に不用意な被弾も目立ちます。
5回にはナバレッテのボディーでロペスがダウン。
6回はナバレッテが決めにきました。
変則的ですがパンチの技術はあります。
ロング、ショート苦にしません。
最後はロペスが滅多打ちにされたところでレフェリーが救出。
ちょっと止めるの遅い気がします。
感想
ナバレッテ今日も強いんですが、雑。
やっぱり手数を出ださないとパワーが楯になりません。
豊富なスタミナを活かしてある程度被弾覚悟で突進してくると強いんですが、今日の序盤のようなボクシングの技術戦ではアフマダリエフ辺りの方がスピードと敏捷性を踏まえると上に見えます。
ナバレッテが強いのは打ち合いの乱戦。
それならとことん強い。
まあ、乱戦に無理やり持ちこむから強いんですが。
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