ホルヘ・リナレスvsファビエル・フォルトゥナ
ファビエル・フォルテゥナ
フォルトゥナは元スーパーフェザー級王者。
負けは二つ、イースターとソーサに負けています。
イースターとの試合は私はフォルトゥナを勝ちにしたかった内容だったと記憶しています。
元スーパーフェザー級王者の内山が防衛記録を伸ばしていた頃、台頭してきた選手だったと記憶しています。
内山より強いんじゃないかと思える数少ない選手でした。
体格は大きくありませんが、俊敏な技巧派でパワーもあります。
イースター戦ではとても狡猾な印象も受けました。
長身のイースターをアウトボックスできるだけの能力があります。
もう一つの負けはジェイソン・ソーサ。
この試合はソーサをポイントでかなり引き離していたものの、終盤にソーサに一発でひっくり返されたと記憶しています。
技術的にはかなりの差があり半ば勝利を確信していた場面でした。
フォルトゥナの負けはこの二つのみ。
知名度こそリナレスほどはありませんが、手強い相手です。
フォルトゥナ
言い訳はなしだ。
コロナも渡航も。
負ければ全て失う。それだけだ。
言い訳は聞きたくない。
戦争だ。
私は戦争をするつもりでアメリカへ行く。
ホルヘ・リナレス
リナレスはスーパーライト級進出を目論むもカノの一発に沈み、その後日本で再起しました。
ライアン・ガルシアに散々挑発され次の相手はライアンか?とも期待が高まっていましたが、ライアン陣営がリナレスは時期尚早と判断、来年へ持ち越されました。
リナレスもフォルトゥナ同様に技術とスピードが売り。
技術で負けたのは唯一五輪2連覇のロマチェンコだと思いますが、それでも互角でした。
ハンドスピードに関しては現役でも3本の指に入るはず。
リナレス
私は今ライト級の最前線へ復帰する準備をしている。
日本でのトレーニングは最高だ。
練習環境も素晴らしいし、静養にもぴったりなんだ。
この期間に試合をできることを幸せに思うよ。
そしてファンの皆さんの気を晴らすような、エキサイトメントを約束する。
この試合を通して再びライト級での立場を確立したい。
リナレスもフォルトゥナもベテランの域。
負ければ当然退路はなし。
両者とも顎が強いとは思えません。
そして両者とも試合を終わらせるだけの力と速さがあります。
一発で終わる、そんな予感もする試合です。
目にも止まらぬハイレベルな攻防が見られそうです。
フォルトゥナは侮れない
リナレスのファンである私としては、この試合を勝利しライアン・ガルシアに稽古をつけてほしいところです。
しかし、そう簡単にはいかないのがフォルトゥナ。
イースター戦で見せた高度な技術と狡猾な戦略に加えてスピードとパワーもあります。
天才の域を超えた両者、どちらがよりベテランの味付けがなされているでしょうか。
ライト級の若手選手達に一筋縄ではいかない狡猾なボクシングを見せて、恐怖に陥れてほしいと思います。
試合はアメリカ時間の8月28日です。
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