ジャモール・チャーロvsセルゲイ・デレブヤチェンコ
チャーロ
ミドル級からライトヘビー級までの選手は口を開けば「カネロカネロ」。
そんな中、黙々と防衛を続けあえてカネロの名前を出さないチャーロには好感が持てます。
カネロとの対戦をアピールすることは決して悪いことではありませんが、よほどアル・ヘイモンの提示している条件がいいのでしょう。
カネロを黙殺しています。
デニス・ホーガンは同ミドル級のムンギアを苦しめ、ブランドン・アダムスもイエフゲン・キトロフを倒しています。
スーパーウェルター級時代にジュリアン・ウィリアムスを芸術的なアッパーカットで沈めたことも忘れてはいけません。
知名度が無いだけで確かな実力者にきっちり勝てるのは実力の証明です。
勿論コロボフといった知名度の割に強い選手と戦うのはコアなボクシングファンには嬉しいことだと思いますが、そろそろビッグネームと戦ってほしいとも思ってしまいます。
チャーロのトレーナーは次の対戦相手の候補としてデレブヤチェンコを挙げています。
これは面白そうです。
ゴロフキンとジェイコブスを追い詰めたデレブヤチェンコはミドル級の強豪です。
王者級の実力者です。
チャーロがデレブヤチェンコに印象的な勝ち方ができれば…
といってもアル・ヘイモンがPBC以外で試合をすることを許さないのでしょうが。
カネロはDAZNでの試合なら問題は無さそう、と言うかライトヘビー級のベテルビエフと比べると前向きになれますからね。
デレブヤチェンコ
ゴロフキンにジェイコブスとかなりきっつい相手に挑戦しています。
デレブヤチェンコが王者になれないことを考えると村田が王者になれたのは本当にすごいことだと感じます。
デレブヤチェンコより日本という恵まれた環境にいることも要因の一つだと思いますが、そうはいってもミドル級は分厚い。
実力がなければ王者にはなれません。
もしチャーロとの試合が決まれば恐らく下馬評はチャーロ有利、私はチャーロが好きだし勝ってほしいとも思いますが、デレブヤチェンコに一度でいいから王者になってほしいとも思っています。
彼がこれまで王座に挑戦したのはジェイコブスとゴロフキン。
そしてその二人を追い詰めました。
ゴロフキンはキャリア初のダウンか?という瞬間もありました。
だけど後一歩届かなかった。

この試合で見せたデレブヤチェンコの鬼気迫る攻撃。
すさまじいものがありました。
ダウンを奪われながら、ゴロフキンが後手に回り押される場面を何度も作りだしました。
彼の実力は王者級だと思います。
相手次第では王者になれた、いや後は運だけ。
きっと王者になれるはず。
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