アイザック・ドグボエvsクリス・アヴァロス
ナバレッテに連敗したドグボエがフェザー級で再起。
相手は元プロスペクトアヴァロス。
ここ最近は負け越し…
仕方ない、相手はフランプトン、オスカー・バルデス、マグサヨ、サンタクルス。
ちょっと健康が心配になるほどKO負けしています。


試合内容
ドグボエは21勝15KO2敗。2敗は全てナバレッテです。
アヴァロスは27勝20KO7敗。
ドグボエがフェザー級でどれだけやれるかのテスト。
ナバレッテもフェザー級へ進出してきました、どれだけアピールできるか。
スーパーバンタム級からそうでしたが、ドグボエは小さい。
しかし体はビルドアップし、ハリがあります。
ドグボエはグイグイ迫りパワーパンチをアヴァロスの体へねじ込みます。
アバロスはKO率通りパワーはあるんですが、ディフェンスあまり良くない。
初回から危険なパンチを食います。
2回もドグボエが前進。
アヴァロスのパンチに鋭いカウンターを合わせる場面もあります。
3回はドグボエがややペースダウン。
アヴァロスが攻勢を強ますが、ドグボエの正確なパンチの方が効率良くダメージを与えます。
4回、アヴァロスはドグボエのパワーが嫌になってきたか。
腹が効かされて動きが緩慢になりパンチに力がなくなってきました。
5回クリンチが増えてきたアヴァロス。
ドグボエは上手くカウンターを合わせてコツコツ削ります。
下がるアヴァロスの腹にパンチを突きさすドグボエ。
6回、サバイバルを始めたアヴァロス。
ノックアウトできるかドグボエ。
7回、ドグボエは元気に見えますが急ぎません。
丁寧に戦います。
最終回にドグボエがペースアップ。
一気にアバロスを削っていきます。
アヴァロスは生き残りをかけて徹底抗戦。
しかしドグボエはアヴァロスの攻撃に対して上手くカウンター。
最後は左右のフックが直撃しアヴァロスの動きが止まった場面でレフェリーがアヴァロスを救出。
感想
ナバレッテに負けはしましたが、このドグボエは強い。
フェザー級へ上げてさらにパワーアップした印象を受けました。
この日はいつものパワーだけでなくテクニックも見せてくれました。
ドグボエは本当に才能があると思いますが、160cmにも満たない骨格がネックですね。
ナバレッテ戦にも大きく影響していたはず。
もっと体格があれば。
カタカナなら「ドグベー」の方近いのかな。
コメント
パワーは申し分無し、相対的にスピードとスタミナのディスアドバンテージが減ったのでドグボエとしては寧ろやりやすいかもしれませんね。
とはいえラッセル、ニャンバヤル、ウォーリントン、ガラハドの王者級となるとどうでしょう…
サイズの話となるとやはりハメドは異常でしたね。フットワークは独創的とはいえまだわかるんですが、どこにあんなパワーあったんでしょうか。
未だに強さの評価が分かれがちな選手ですが、もっと下の階級であればオールタイムベスト候補だったかもしれません。
フェザー級でドグボエより小さく見えますね、ハメドは。
パワーもドグボエより感じるしスピードも勝りそうです。
王者級相手となると、結局体格が不利になって阻まれてしまうイメージしか湧いてきません…