ワシル・ロマチェンコvsテオフィモ・ロペス
報酬面で難航
テオフィモ陣営がロマチェンコ戦に対する報酬が不当に低いとESPNに「No」を突きつけていたライト級4団体統一戦。
トップランクとしても観客を入れられない現状で高額な報酬を支払うことは受け入れられられず、交渉が難航していると伝えられていました。
ESPNの提示する報酬次第ではテオフィモはライト級のベルトを返上し、スーパーライト級へ階級を上げるとも言われていました。
しかしロマチェンコ、この男はテオフィモを逃してはくれないようです。
ロマチェンコとテオフィモをプロモートするボブ・アラムによれば、ロマチェンコは試合の交渉を継続する為に彼自身の報酬の減額に応じ、テオフィモを4団体統一へと引きずり出そうとしているようです。
4団体統一、ウクライナの名誉へのこだわり
ロマチェンコは報酬を諦めて名誉を追いかけています。
ウクライナ人は名誉へのこだわりが強いのか、ウシクや引退したグウォジク然りでベルトの統一への強いこだわりを見せています。
国民性なんですかね。
ロマチェンコはライト級の統一を完了した後は、大金が稼げるライト級から最もパフォーマンスが出せるスーパーフェザー級へ階級を落とすとも公言しています。
金の為にどんどん階級を上げていく選手もいれば、金よりも自身のパフォーマンスや名誉にこだわる選手もいます。
その良し悪しは置いておくとして、そしてこれはただの私の好みでしかありませんが、金ではなく名誉へこだわるロマチェンコを応援したくなります。
テオフィモはこのロマチェンコの心意気と含めて試合を受けてほしい。
リナレスはコロナ
リナレスはフォルトゥナとの試合が決定していましたが、コロナに感染してしまったようです。
遂に帝拳ジム、しかもビッグネームにまで感染が及んでしまいました。
デービスやヘイニーはなんだか微妙なマッチメイクが続きますし、最も人気と期待を集めているライアン・ガルシアとキャンベルの試合の交渉が難航している様子。
テオフィモとロマチェンコもこんな感じで、リナレスはコロナ。
やっぱりボクシングってこんな感じなんですね。
盛り上がって楽しみなことほど実現しない。
ライト級もこのままロマチェンコやテオフィモの転級で鎮火してしまいそうです。
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