セバスチャン・フンドラvsナサニエル・ガリモア
試合内容
この前紹介したライト級のカリーも信じがたい体格でしたが、この男はもっと異様です。
身長203cm。

ジョシュアより長身のスーパーウェルター級です。
15勝10KO1分。
高さを活かしたアウトボクサーではありません。
打ち合いを好むファイターです。
ガリモアの身長は180cmなので、この階級で劣るということは殆どないはず。
しかし並ぶと小柄に見えます。
ガリモアはルビン相手に判定まで粘り、ジュリアン・ウィリアムズ相手にMD。
他に負けたのは現王者ティシェイラ。
ジャメールとの統一戦を控える2団体統一王者ジェイソン・ロサリオに勝っています。
ガリモアが積極的で初回から打ち合いです。
姿勢を低くして体ごとロープへ押し込んでフンドラの良さを消そうと試みるガリモア。
2回には危険なクリーンヒットも奪い戦果を上げていましたが、3回から体力差が出始めます。
フンドラの危険なパンチを食って下がり始め、さらに危険な状況へ陥るという悪循環。
ガリモアは苦しくても前進を続けるしか勝機はありません。
しかし下がり始めたガリモアを見てフンドラはここが勝負所と腹をくくりました。
あまりに執拗な攻撃でガリモアは防戦一方。
一方的に殴られダメージを蓄積させました。
しかしフンドラに余裕は感じません。
ガリモアもここが勝負所、どれだけ我慢できるか。
ガリモアはラウンドの序盤に徹底抗戦の意思を見せますが、いかんせん体力差が大きくすぐに押し込まれてしまいます。
ガードを固めるガリモアの隙間を通す器用さも持ち合わせています。
でかいだけではありません。
それまで防戦が続いたガリモアを見かねてレフェリーが救出。
感想
格闘技はでかい奴が強い。
フンドラは巨大ですが、それを守りに使いません。
この日は攻撃が最大の防御となりました。
体力のあるガリモアを上回る体力。
新手のスウォーマーと言うか、ジャレット・ハードに近い戦いでした。
一瞬の隙を突いて勝負を決するジャメールタイプなら分かりませんが、上手さや体力を活かす選手とは相性が良さそうだと感じました。
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