ホセ・ペドラサvsファビエル・モリナ
試合内容
ペドラサの戦績は28勝13KO3敗。
スーパーライト級で腰を据えて戦うことを決めたようです。
今回もスーパーライト級。
ロマチェンコやデービスにスーパーフェザー級、ライト級で負けてはいますが彼らが強すぎるだけでペドラサも間違いのない実力者。
もう一度試合をすればどうなるか分かりません。
スーパーライト級でも技巧派のゼペダに負けていますが、試合ごとにこの階級に順応しています。
モリナは22勝9KO2敗。
スーパーライト級でアミール・イマムに勝利、日本の岡田もKOされています。
間近の負けはウェルター級王者のジャマル・ジェームズにUD。

岡田博喜vsファビエル・モリナ まさかの結末
試合内容
日本中量級の最前線(村田諒太を除いて)の岡田。
前回はベルトランにベルト挑戦の道を阻まれました。
しかしアメリカ、チャンスがもう一度だけ与えらえました。
相手はファビエル・モリナ、アマチュアの豊富なキャリアのあるオリン...
Jose Pedraza Looked Phenomenal in Decision Win over Javier Molina | FULL FIGHT HIGHLIGHTS
ペドラサは軽快なフットワークで動き回りスピードのあるジャブを上下に伸ばします。
反応がよくモリナのパンチを紙一重で躱す。
モリナは動き回るペドラサになかなか的を絞れませんがカウンターを狙います。
ペドラサは少しづつモリナを見切り尽くパンチの交換で上回ります
ラウンドが進むにつれて右のパンチ、左のコンビネーションを増やしモリナを削っていきます。
モリナは後半には顔面がペドラサのパンチにより紅潮、それでもペースを上げてペドラサを追いかけ逆転を狙います。
ペドラサは足を使ってモリナのプレッシャーをさばきますが、疲労からか前半より反応が遅れています。
7回にカウンターでモリナの膝が揺らしたペドラサはそれを見逃さず猛攻。
UDでペドラサ。
感想
やはりペドラサの技術は本物です。
徐々にスーパーライト級に順応し強さを増しています。
層の厚いこの階級でも最高峰。
しかしこの階級の王者ホセ・ラミレスやジョシュ・テイラーと比較するとパワーもサイズも見劣りします。
ロマチェンコやデービスに負けていまいち評価は上がらないペドラサですが、最後に何かやってくれそうな雰囲気があるんですよ。
コメント
ペドラサは最も過小評価されてるボクサーの1人だと思います。彼の技術、スピードは本物です。スケールの小さいメイウェザーとでもいいますか。ライト級まではパワー以外全てを持ったボクサーでした。
惜しむらくは考え方。相手をバラバラに暴こうとする意識が強すぎます。とにかく手にする全てをぶつるような感覚。スタイル的にリマッチを見据えてるのかもしれませんが、一期一会と割り切っていればデービスに黒星を付けていたボクサーです。
デービス戦のペドラサの強気な戦い方は未だに納得がいきません
スーパーライト級でこれだけできる男があんな風にパンチを食うだろうかと
ロマチェンコはどうか分かりませんがデービスならいける気がするんですよ