デビン・ヘイニーvsユリオルキス・ガンボア
デービスは評価を下げた
ゲイリー・ラッセルから散々戦線布告がされていたヘイニーですが、結局は大方の予想通りラッセルではなくデービスとの試合でアキレス腱を断裂し一方的にやられた38歳のガンボアを選んだようです。
ガンボアは前回はデービスと戦いKO負けしています。
KOで勝ったもののデービスは評価を落とした試合です。
その試合中にガンボアはアキレス腱を怪我していたからです。
試合中はデービスが横着して本気を出していないか、ガンボアを警戒して慎重に戦ったように見えた試合でした。
しかしガンボアが試合後に怪我を明らかにしたのでアキレス腱の切れたロートルにすら手こずる選手という見方をするファンも出始めました。
ガンボアの評価が上がったというよりは、デービスの評価が下がった試合です。
ガンボアが唯一得する
この試合の目的は前回デービスと試合をして12回にKOされていいるガンボアをデービスより速く倒して、間接的にヘイにー>デービスという図式を証明することなんでしょうが、ヘイニーの評価が落ちるだけの気もします。
はっきり言って見飽きてしまった手あかのついた古臭いやり口で、SNSやyoutubeで対戦相手の質が言及されることが増えた昨今、あまり通用しない気がします。
唯一ガンボアような引退を視野に入れた元世界王者の資産形成にはピッタリですが。
相当ボクシングに疎いファンでもなければガンボアの現状については知っているでしょうし、そもそもボクシングに疎いファンはこの試合は観戦しないはずです。
仮にヘイニーがガンボアに勝ったところで彼の評価が高まるということはまれだと思います。
まあ、だからこの組み合わせではヘイニーかガンボアの熱烈なファンのための試合だと思うんです。
と言ってもヘイニーもガンボアも人気がないことが悩みの種なわけです。
ヘイニーは苦戦も許されない
この試合で万が一苦戦でもしたらヘイニーの評価が地に落ちてしまいます。
元世界王者とは言え前回の試合のアキレス腱断裂が癒えているかどうか分からない上に、ヘイニーより10cmも近く背が低く、デービス戦で久しぶりにトップレベルと戦った38歳。
もし万万が一負けでもしたらボクシングファンから何を言われるか分かりません。
そしてもっと警戒しなければならないのは他のライト級です。
ライアン・ガルシアなんかは口が達者ですし、ガンボアを一応KOしているデービスもかなり上から発言してきそうです
つまり何が言いたいのかと言うと、ヘイニーはラッセルと戦えってことです。

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