エマニュエル・ナバレッテvsルベン・ビラ
試合内容
スーパーバンタム級で大暴れし井上尚弥との試合も期待されていたナバレッテですが、残念ながら縁は無さそうですね。
ナバレッテは2階級制覇を目指してフェザー級へ進出です。
戦績は32勝27KO1敗
ビラは18勝5KO。
米国内の戦いを勝ち抜いてここまで漕ぎつけました。
初のワールドクラスとの戦いです。
スーパーバンタム級と違い体格のアドバンテージがありません。
体も緩いような。
ナバレッテは遠い間合いからジャブを伸ばしていつも通りのスロースタート。
ビラは速さで勝ります。
ナバレッテのパンチにはカウンターを狙いますがギリギリ外されます。
初回から試合が動きました。
本気の一撃ではありませんでしたが変則的なナバレッテの左のアッパーカットがヒットしビラがダウン。
ダメージは浅そう。
2回からナバレッテは圧力を強め手数を増やします。
ビラはカウンターを狙います。
ナバレッテはプレッシャーをかけたり足を使ったりと色々試しながらのびのびとと独特のリズムでボクシングをしています。
ビラのカウンターはスピードがありタイミングも悪くないはずですが、ナバレッテは独特の拳法でそれを殺します。
4回にナバレッテがさらにダウンを追加。
今回はかなり効かされたビラ。
後半は明らかにパンチに力を込めて、KOを狙って襲いかかるナバレッテ。
ビラも左に力を込めて反撃を見せますがいかんせん手数が少なくポイントを奪えているとは言えません。
9回からビラは手数を増やしラストスパート。
左フックがナバレッテのガードを叩く回数が増えました。
ナバレッテはビラの全力に8割くらいの力で並走しています。
12回はナバレッテがKOを狙いラストスパート。
ビラは追い回されます。
UDでナバレッテ。
試合内容
ビラはコンディションがよく、敏捷で技術的にもとても優れた選手でしたがナバレッテの変則とパワー、手数に序盤のダウンを含めポイントを失いすぎました。
ドグボエもフェザー級に進出し強さを見せています。
3戦目があるか。


コメント
前半、変則的なナバレッテのコンビネーションとストレングスでビラを押していましたが、後半6ラウンド以降上手くビラにアウトボクシングされているように感じました。
114-112のジャッジはナバレッテはダウンをとったラウンド含めて6ラウンドしか取れていないということですよね。ナバレッテはフェザー止まりですかね、、、体格のアドバンテージがない相手に勝てる気がしません。。