ジャーボンテイ・デービスvsレオ・サンタクルス
試合内容
井上尚弥vsジェイソン・モロニーの裏で行われるもう一つの試合。
モンスターの本当の敵はモロニーではなく、もう一人のライト級の怪物デービスです。
この試合のインパクトを上回らなければデービスに明日からの主役の座は奪われます。
デービスの戦績は23勝22KOと驚異的。
サンタクルスはバンタム級からスーパーフェザー級までを制した4階級制覇者。
戦績は37勝19KO1敗1分。
4階級に渡って負けは一つだけ。
そして負けたフランプトンにはリベンジを果たしています。
こちらも驚異的なキャリアです。
ライト級とスーパーフェザー級のタイトルをかけて行われます。
デービスはメキシコのファンを意識した衣装ですね。
身長はサンタクルス、厚みはデービス。
思ったほど体格差はありません。
初回は一発一発強振するデービスをサンタクルスは細かいコンビネーションで押し返します。
一進一退の攻防。
2回からサンタクルスがガードを高く上げて前進。
デービスは下がりながらカウンターも狙う。
サンタクルスは時々デービスをロープへ送って速いコンビネーションを見せますが、柔軟な守りでデービスがこれを防ぎます。
4回からサンタクルスはデービスの腹に狙いを絞りました。
戦前の宣言通り打ちまくります。
野性の勘が働いたのかデービスがガード開けて力づくでこれを阻止。
サンタクルスが応戦し激しい打ち合いに。
激しい攻撃にあいサンタクルスは見る時間が長くなりました。
その隙にデービスはさっきのお返しとばかりにサンタクルスの腹を打ちまくります。
5回もサンタクルスはデービスの腹を狙いますが、小柄ながらデービスの距離は遠くなかなかサンタクルスの距離になりません。
6回はデービスが出てきました。
サンタクルスは速いコンビネーションで迎え打ちますが、デービスはサンタクルスのパンチを掻い潜りジリジリと距離を詰めて一発を狙います。
サンタクルスをロープへ詰めてからデービスは激しく攻めたてます。
ここでもサンタクルスの激しい抵抗にあいますが、強引に距離を詰めて一発を狙います。
そして最後はアッパーカットのカウンターでサンタクルスの顎をえぐりノックアウト。
サンタクルスは失神しましたが、しばらくして目を覚ましました。
感想
トンデモないパフォーマンスです。
最後のはスタンスを入れ替えながらのアッパーカット。
野性的でありながら芸術的でもありました。
まるでマイク・タイソン。
この日感じたのはデービスはやはりパンチを食うのを嫌がらないしディフェンスが上手い。
サンタクルスは今後どうなる。
ビッグファイトでPPVも経験しました。
誰もが無謀と見た相手に挑みましたし、これで引退の可能性もありそうですね。
コメント
デービスには文句のつけようがありません。どうせサンタクルスの適正超過で評価出来ないとか言われるんでしょうが、デービスのパフォーマンスとは関係ない問題です。
一方のサンタクルス。井上が組めるビッグマッチの最後の砦だと個人的に思っていたんですが厳しそうですね。
今回勝って適正上限のSバンタムに帰ってきて井上、となると最高だったんですが…
サンタクルスにはフランプトンとかいうストーカーもいるので今後どうなるかは気になりますね。
井上とサンタクルス見たいですね。
デービスのような勝ち方は難しいとしても井上であれば勝てない相手ではないあとも思えます。
ただデービスのパフォーマンスを超えられなければ結局デービス以下の烙印を押されるというか。
サンタクルスは引退しそうな気がするですよね。