中谷潤人vsジーメル・マグラモ
試合内容
新人王から日本王者と国内のタイトルを集めて順調にキャリアを進めてきた中谷。
コロナの影響により延期もありましたが、ようやく世界挑戦の機会を得ました。
20勝15KO、身長170cmとフライ級では長身が武器のサウスポーです。
マグラモは24勝20KO1敗と中谷に見劣りしない戦績。
よくいるぶんぶんとにかく振り回すフィリピン人スタイルと違い、中間距離でのコンビネーションを生かした打ち合いが得意な選手です。
初回はお互いに様子見、長身の中谷は姿勢を低くして長い距離の左を狙います。
終了間際に中谷の左が捉えていきなり効かせました。
2回はマグラモがガードを上げて突進し強引に距離を潰します。
この距離ではマグラモは強いパンチを打てませんが、中谷も窮屈そうにはしています。
しかし時々長い腕を畳んでアッパーカットや身を翻してのパンチなど、この距離でも技巧が光ります。
その後もマグラモの突進に手を焼きながらもコツコツと削っていきます。
6回にマグラモがこれじゃあいかんとさらにペースアップしますが、主導権は一向に奪える気配はありません。
7回は先ほどの攻撃で消耗したのかマグラモの足が止まります。
続く8回には足が止まったマグラモに中谷が得意の左を浴びせてダウンを奪取。
マグラモは立ち上がるも10カウントで試合終了しました。
感想
勝つだろうとは思っていましたが、もう少し苦戦するかと思っていました。
中谷が技術の幅を見せてインサイドでもアウトサイドでもマグラモを圧倒しました。
今後は防衛を続けていくとのことなので、統一戦にも期待したいですね。
フライ級にはマルティネスという強力で獰猛な王者がいます。

フリオ・セサール・マルティネスvsアーテム・ダラキアン ボクシングの中国進出
フリオ・セサール・マルティネスvsアーテム・ダラキアン
マルティネス
カネロを指導するレイノソもお気に入りのメキシコ人マルティネス。
絶賛されています。
実際にそのファイトはファンの胸を熱くするものでした。
クリストファー・ロ...
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