カネロ・アルバレスvsカラム・スミス
決定なのかどうかは分かりませんが、様々なメディアでスミスと戦う可能性が報道されています。
スミスとはまた強敵ですね。
プラントに勝るスーパーミドル級だと思います。
カネロがスーパーミドル級のベルトを奪ったロッキー・フィールディングをカネロより手早く、初回でノックアウトしています。

兄リアム
カネロはカラムの兄リアムとも戦い、9回にボディショットでノックアウトしています。
この試合のカネロは右手を負傷していたとかで、実際に右手は封じて左で戦っていました。
右手を負傷していましたし今のカネロはあの時のカネロとは別人になってしまっているので、単純比較で策を練ることはできませんがカネロと実際に手を合わせた兄リアムの援護射撃を受けられるのはカラムにとっても頼もしいでしょう。
ロッキー・フィールディング
カラムとカネロの共通の対戦相手ロッキー・フィールディングとの試合を振り返ってみます。
エンダムを沈めたのと同じような右クロス、左フックでフィールディングをマットへ沈めています。
スミスはボディーショットも得意としていますが、それ以上にこの左フックと右クロスのカウンターを得意としています。
これらのパンチはこの試合以外でもスミスの得意パンチであり、カネロ戦でもカギを握るパンチになるはずです。
カネロは同じような右クロスを得意としているコバレフの右クロスを浅くですが食う場面がいくつか見られました。
コバレフ以上のリーチがあるスミスであればカネロの左に右のクロスを深く食い込ませることができるかもしれません。
スミスの不安
ライダー戦で露呈した不安定さ。
長身ですがインサイドも上手いイメージもあったスミス。
しかしライダーの突進に手を焼いてペースを奪えないまま、有耶無耶の判定で勝ちをもぎ取りました。
人気や今後の期待の分だけポイントが流れてきたようなもの。
ライダーの勝ちでもおかしくはない内容で、試合後はライダーが再戦を求めました。
ライダーの小柄な体格からの速い飛び込みを最後まで防ぐことができず、ロープへ押し込まれる場面も少なくはありませんでした。
同じような体格で同じようなスピードで飛び込むカネロ。
加えてパワーは今やライダーの比ではありません。
試合までの短期間の減量はスミスの体力を蝕みます。

やっぱり私としては打倒カネロ筆頭はこの階級だとベナビデスしかいないと思っています。
この男がスーパーミドル級ではカネロの鬼門ではないでしょうか。
スミス、プラントの名前は上がっていますが、ベナビデスの名は一切挙げられていません。

カネロよ、ベナビデスと殴り合う準備はまだか?
コメント
カネロVSカラム・スミス、楽しみな試合ですね!ただ僕もカネロにはベナビデスやベテルビエフのような暴力的なプレッシャーをもつボクサーと試合をしてほしいですね。
カラムはもちろんインサイドの技術も持っているとは思いますが、試合の流れの中でのインサイドが得意なイメージです。足を止めての首相撲のような状態のインファイトはあまり好きじゃなさそうです。もしかしたらめちゃくちゃボディが弱かったり・・・
カラム、リアム兄さんと同じやられ方をしてしまうかも?
ベテルビエフはちょっとカネロが可哀そうになる体格差です。
が、ベテルビエフに勝ってしまえば誰もカネロへケチはつけられません。
カネロ不利予想が立つであろうカードの一つですね。