カラム・スミスvsカネロ・アルバレス
カネロとスミスの試合が決まったようですね。
190cmもあるスミスの減量は大丈夫?
ライダー戦もグローブス戦も
間近のライダー戦やWBSS決勝を思い返してみてスミスの一つの不安が頭に浮かびました。
スミスは現役屈指のスラッガーと化したカネロと打ち合えるのか?です。


グローブス戦は当時は安全第一で戦ったのだと思っていましたがライダー戦も考慮してみると、どうやらそうではないのかもしれないと思うようになったからです。
もしかして打ち合いが苦手なんじゃ。
スミスは190cmもある長身の技巧派なのでこれまで試合はおろか、練習ですら打ち合いを避けようと思えば避けられたんじゃないかと思います。
だからなのか打ち合いに巻き込まれたライダー戦はぎこちなく対応が常に後手に回っていました。
12月にスミスが戦うカネロはライトヘビー級のコバレフと強打者ゴロフキンのパンチを跳ね返して前進できた男です。
ライダー戦のようなぎこちないアウトボクシングなら、間違いなく捕まってしまうでしょう。
カネロは打ち合いに滅法強い
ゴロフキンが再戦で見せてくれたように強いジャブとフットワークでカネロの足止めができれば最低でも判定(勝つことはできない)までは持ち込めますが、ライダー戦を見るにカネロが本気で圧力をかけたらスミスはズルズルとロープまで下がってしまうのではないかと容易に想像できてしまいます。
今のカネロ相手にライダー戦でスミスが見せたガードを固めてやり過ごそうという態度は自殺行為。
当然カネロ相手だとモチベーションや対策も違ってくると思うので一概にいうことはできませんが、もしライダー戦やグローブス戦がスミスの本質だとするならば、カネロ戦は厳しい戦いになりそうです。
カネロのボディーショットで兄のリアムのように悶絶する可能性は否定できません。
スーパーミドル級最強はベナビデス
スーパーミドル級最強はベナビデスです。
カネロ陣営が彼の名を知らないわけはありませんが、ベナビデスの名が対戦候補として今回挙がることはありませんでした。
殴り合いに滅法強いのはベナビデスも同じ。
カネロと同じメキシカン。
ベナビデスの気性の粗さやスタイルを考慮すると、カネロがその気ならビッグファイトにふさわしい壮絶な打ち合いになるはずです。
他のスーパーミドル級ならケイレブ・プラント、ミドル級ならチャーロの名も挙がっています。
が、ベナビデスについては沈黙。
レジェンドを目指すのなら、クロフォードの追撃を躱すなら、ベナビデスと殴り合うしかない。
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