ブランドン・フィゲロアvsルイス・ネリー
フィゲロア拳法
ネリとフィゲロアのタイトル戦が来年の初め頃に内定したんだとか。
なかなか面白そうな組み合わせです。
ネリはなんだかんだと言いつつ海外の軽量級では人気がある選手だと思います。
パヤノやアローヨをKOしていますし、パワーを活かしたファイトスタイルは激しく試合は面白い。
ドーピングや体重超過がなければ井上のライバルの一人に見られていたんじゃないでしょうか。
メキシコ人ライバルがいると人気の拡大に貢献しますので、今の井上に最も必要な存在だったかもしれません。
まあまあ人気のあるネリを倒して人気を拡大できれば良かったんですけどね。
残念ながらネリはスーパーバンタム級へ階級をあげてブランドン・フィゲロアを目指します。
ブランドンは兄のオマール同様に独特のスタイルの選手です。
父親が教えたのでしょうかね。あの拳法。
兄のオマールは闘志もパンチもあっていい選手ですが本格的なウェルター級であるヨルデニス・ウガスの技術、フィジカルの両面で差を見せられ初の敗北を喫しました。
似たような兄弟ですが、兄オマールと弟ブランドンの最大の違いは体格です。
階級は4階級も違いますが上背は兄弟で大差なく、その分ブランドンは腹回りの緩いオマールと比較するとすっきりとシェイプされた体つきです。
スーパーバンタム級だと長身でフィジカルが活きます。
フリオ・セハと殴り合っていた強靭さを見るにスーパーバンタム級でも並みの相手であれば押し負けることは無さそうです。


ネリに灸を据える
バンタム級から上げてきたとは言えども、ネリの強靭さはフィゲロアにも通用するはず。
正面衝突なら下から上げてきたとは言えネリが有利か。
しかしネリの暴風雨のような激しさはありませんが、やり難さで言えば間違いなくフィゲロア。
打ち合いを好みますが正面衝突する選手ではありません。
上手くネリの強打を封じるはず。
そうなればフィゲロアには大振りのネリの顎に致命打を当てるだけの度胸も技術も粘り強さもあります。
フィゲロア拳法の独特な間合いが日本のファンの溜飲を下げてくれるかもしれません。
コメント
バンタムでろくにフィジカル管理出来ていなかったネリを純粋に下から上げてきたと見られるかは疑問ですが、この試合を通して序列が見られるかも知れませんね。
フィゲロアはセハと、セハはリゴンドーと試合を行っています。結果から見るに、ネリがフィゲロアにあっさり負けるようであればバンタム周辺の最強争いからは脱落でしょう。
フィゲロアに屈するようだとバンタム級でも井上やリゴンドーに勝てるイメージができなくなりますね。
この階級はネリが主役になるのか。
ハンサムなフィゲロアがそれを阻止するのか。