中谷正義vsフェリックス・ベルデホ
試合内容
無名のアジア人中谷に苦戦しテオフィモの評価は落ちました。
しかしテオフィモが大方の予想を覆しロマチェンコを退けたことで同時に中谷の評価も上昇。
まあボクシングなんてそんなもんです。
ライト級最強の評価のテオフィモを苦戦させたことで再び米国でチャンスを掴んだ中谷。
戦績は19勝13KO1敗。
ベルデホはデビューから勢い、人気のあったプロスペクトでしたが一敗を喫して失速。
ここで負けると先が見えなくなります。
中谷はライト級だとかなり大きいですね。
ベルデホも長身ですが1階級以上大きく見えます。
初回中谷はじりじりプレッシャーをかけてジャブ。
ベルデホは横へ動きながらカウンターを狙う。
いきなりワンツーでダウンを奪われた中谷。
ベルデホはチャンスとみてパンチを強振。
普通の選手ならここで終わりそうな攻撃ですが、中谷は退きません。
徹底抗戦でベルデホを逆に後退させます。
2回、中谷はダメージは無さそうで前進。
テオフィモ戦の反省なのか積極的にポイントを奪う姿勢を見せています。
得意のボディーショットをベルデホのパンチに合わせていくなどいい所も見せますが、クリーンヒットはベルデホ。
4回に今度はカウンターでダウンを奪われた中谷。
しかし気持ちは切らさずプレッシャーをかけ続けます。
折り返しの6回を越えましたが展開は変わりません。
中谷は悪くありませんがベルデホにポイントは流れているはず。
いやな流れが続いています。
7回に試合が動きました。
ベルデホのワンツーの後に中谷がお返し。
効かされたベルデホが下がります。
中谷は逆転を狙って猛攻。
ここはチャンスでポイントを考慮していくしか手はありませんが、危険なカウンターをもらっています。
8回、強引になった中谷にベルデホの左。
ぐにゃりと脚が折れそうになりましたが何とかこらえました。
KOしかない中谷は捨て身の攻撃。
ここで劇的な展開。
中谷のジャブでベルデホがダウン。
再開後の中谷が速攻、試合を終わらせました。
中谷のKO勝ち。
唐突な幕切れ。
感想
初回はもう終わるかと思いました。
その後も苦しい展開が続いていたものの劇的な逆転。
ベルデホは打たれ弱い。
一度目の負けと同じような内容の負け。
打たれ強さはどうしようもありませんから今後のキャリアはどうなることやら。
テオフィモに続いてベルデホとハードなマッチメイクですが、生き残りました。
この階級はアメリカの若手有望株が揃っています。
誰から声がかかるのか。
楽しみが増えました。
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