2021年の主役
主役はカネロ
去年はコロナの影響もありボクシングだけでなく社会全体で大きな変化のあった1年でした。
昨年は誰にとっても苦難の年だったと思いますが、カネロは飛躍の年となりました。
PFPにおける覇権を確立。
カネロの座を奪うのは至難の業です。
きっかけは2018年のゴロフキンⅡから。
ゴロフキンを乗り越えるとジェイコブスも突破、さらに2階級上のライトヘビー級でコバレフを撃沈。
続いてスーパーミドル級の2団体王者スミスとのトンデモない体格差をパワーで乗り越えるという常識外れのパフォーマンスを見せ、PFPキングの座を守りぬくどころか後方から追いかける井上とクロフォードを突き放してみせました。
相手を厭わず日本など世界各地で戦う意思を示しており、彼の人気はどこまでもで広がりそうです。
スーパースター候補ライアン・ガルシア
実力がカネロ級と言うのは尚早ですが、人気はカネロに次ぐかもしれません。
カネロのトレーナー、レイノソに師事し身近でトレーニングしているカネロの影響もあってか大化けしているトップ中のトッププロスペクトです。
本来のスピードとパワーに磨きをかけ、さらに弱点を言われ続けてきたディフェンスも目に見えて向上しています。
端正な顔立ちで女性、特に若年層からの支持が多く、またド派手なファイティングスタイルは男性ファンも魅了し続けています。
ロマチェンコやリナレス相手に接戦の判定まで持ち込んだキャンベルをノックアウト。
ダウンを挽回する精神面の強さも見せてコアなファンも取り込み人気を急拡大させています。
さらに。
主戦場とするライト級はアメリカのスター候補選手がひしめく超人気階級。
レナード、デュラン、ハーンズ、ハグラーらがしのぎを削ったFab 4にも例えられるほどで、この中からスターが誕生することは確実。
ライアン・ガルシアがこの階級でベルトを獲ればその人気はとてつもないものになることが予想されます。
カネロを失ったGBPは是が非でもライアンをスターにしたいはず。
来年、ライアンは確実にベルトを獲るでしょう。
ライアン・ガルシア。
スターになることを宿命づけられているとすら思えてしまいます。
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