ジャロン・エニスvsセルゲイ・リピネッツ
試合内容
もうじき世界挑戦でしょう、エニス。
スピード、パンチ力、曲芸的な身のこなし、サイズともに王者級。
この階級では実力、人気、期待ともにバージル・オルティスと双璧をなすトッププロスペクトです。
27勝25KO。
元王者をどう仕留めるか。
リピネッツはスーパーライト級の元王者。
ウェルター級で2階級目を目指します。
身体の厚みも増し階級にそろそろ順応してきたか。
初回からリピネッツは突進し大きなパンチを振り回します。
エニスは冷静に対処しカウンターを返す場面も。
2回も身体ごと押し込むような攻撃でエニスのミスを誘おうとするリピネッツ。
しかしエニスの細かいフットワークとヘッドムーブメントに無力化されます。
エニスは組み合いも手慣れた印象がありリピネッツはなかなか主導権を奪えません。
エニスはその後もスイッチも織り交ぜてやりたい放題。
フックを強振してリピネッツの体力を奪います。
距離は予想通りお互いのパンチが届く中近距離ですが、エニスがどの局面も上回る。
リピネッツはガードを上げて顔面を覆い隠すもののエニスのパンチを防げません。
4回にエニスの得意とするアッパーカットが浅くヒット。
リピネッツはダウン。
リピネッツはタフさを証明しますが、エニスの強打を浴び続けついに6回に再びダウン。
見かねたレフェリーが試合をストップ。
感想
リピネッツは頑丈さは証明しましたがウェルター級の最前線で戦うのは厳しいですね。
リピネッツに勝ったマイキー・ガルシアがスペンスには何もできませんでしたし、エニスには山ほどの差を見せつけられました。
エニスは天才という言葉が似あいます。
クロフォードとは距離が違いますが彼に劣らない才能の持ち主でしょう。
今後の活躍に期待ですね。
目が離せません。
コメント
リピネッツは触れただけで弾き飛ばされるぐらい差があるかと思ったんですが、思っていたよりはやれてましたね。期待値が低すぎただけかもしれませんが。
エニスはこの試合は完璧に近いですが、更に上となると上半身が硬そうで、下半身と連動しきれて無いのが気になりますね。回転速度とフットワークに影響するので、アウトボクシングのスペシャリストを捉えるのに苦労するかもしれません。
リーセルビー引退と言ってしまったんですが、試合やってました
ライト級です。
中近距離で真価を見せる選手ですね。
打ち合いが強い。
スペンスの方がかみ合いそうで、クロフォードのようなタイプは相性が悪そう。
エニスと言えどあと数戦は必要なかんじですね
ウェルター級。
もうベルトはおつりみたいなものなので、オルティス辺りと一戦交えてもよさそうな気がします。
そうでもしないとウェルター級が動かず面白くありません。